自民党総裁選 早くも小泉自民&妻・滝川クリステルの「お・も・て・な・し」で次期衆院選圧勝の票読みが党内に加速

立民は「野田代表」なら分裂含み

一方、立民は党内に「野田代表になった場合、衆院選では、政策を語れない小泉氏より政策を語れて安定感もある野田氏に託そうという有権者が多く出てくるのではないか。小泉氏なら自民は衆院選圧勝だなんて言われますが、そんな甘くないと思いますよ」(若手)との声があるのは事実だ。

だが、それ以前の問題として、野田氏が代表になった途端に、党は分裂含みの展開になるとの見方は少なくない。

野党担当記者の話。

「保守系の野田氏が代表になれば、枝野幸男前代表を支援したリベラル系、左派系議員は党運営に協力しないのではないでしょうか。党内人事でも選対本部の事実上のトップは小沢一郎衆院議員が務め、実権は小沢氏が握ることになります。小沢アレルギーは党内に根強くあります。結局、野田氏には遠心力ばかりが働き、党は分裂含みの展開になる可能性があります」

来年夏の参院選において自民、公明で過半数を割ってしまえば、衆参ねじれ国会となり、小泉政権は国会運営がままならず、短命政権になる可能性はある。

逆に言えば「小泉氏が参院選を乗り切ることができれば、長期政権になるのは間違いない。小泉氏に多少失政があっても、妻である滝川さんが時折メディアの前に登場すれば、国民の心もくすぐられ、内閣支持率は高い水準で維持することでしょう」(政治部デスク)。

これぞ内助の功。滝川の動きにも注目が集まる。