“落語界の高嶋ちさ子”三遊亭あら馬が難病、結婚、セクハラ、艶噺を語る「私、落語家にしては綺麗なんで(笑)」

三遊亭あら馬 (C)週刊実話web
落語家の三遊亭あら馬は元女優でタレント、そしてフリーアナウンサーでもあった。先天性の難病を抱えて入退院を繰り返し、余命宣告を受けたことも。なのに、なぜかアラフォーで落語家の道へ。現在は二ツ目として高座に上がっているが、美人なのに気が強く、歯に衣着せぬキャラクターは高嶋ちさ子にそっくりと評判なのだ。

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――経歴だけでも情報量が多いのですが、持病とはどんな病気なんでしょう?

あら馬「先天性胆道閉鎖症で生まれ、胆のうを取って、その胆管に空腸を繋ぐ手術をしたんですけど、弁ごと取ったので逆流してちょいちょい炎症を起こすんです。そのたびに倒れたり入退院を繰り返してきました。
両親は私が生まれたときに『(この病気で)18歳まで生きた人はいない』と言われたそうで、言わば余命宣告。それを聞かされてきた私は、『どうせ死ぬなら太く短く生きよう』と、ずーっと反抗期でした。とはいえ、勉強はできたので、校則の厳しい高校でピアス穴を6個開けた程度なんですけどね」

――芸能を志すのも、「太く短く」ですか?
 
あら馬「そうですね。痛い痛いと言いながら、さまざまなオーディションを受け、地元でタレント活動もしてきました。就活ではアナウンサー志望だったので、フジテレビなどを受けましたが不合格。大学卒業後は地元のコンサル会社に就職し、フリーアナウンサーや俳優業をしていました」

――「18歳」という時限爆弾を抱えながら、その年齢を過ぎたわけですね。

あら馬「医療の進歩のおかげです。時限爆弾以外は普通に健康体なので、出産4日前まで市民プールで泳いでいたんですよ」

――結婚もされていた!?
 
あら馬「高校時代から付き合っていた彼が今の夫です。芸能界を諦めきれず、27歳で劇団SET(スーパーエキセントリックシアター)の研究生になりましたが、劇団に残ることができなくて…。
そのときに、何か保険が欲しかったんですね。彼とは何度か別れてるんですが『籍だけ入れてくれ』と頼み込みました(笑)」