兵庫県民への「最大パワハラ」 斎藤元彦知事に1日200件超の“辞めろコール”

パワハラ疑惑で2人が亡くなる事態に…

 斎藤知事ら執行部は告発者の犯人探しをした上で、A氏を特定、「嘘八百をバラ撒いた」と懲戒処分にした。

しかし6月、県議会はこの告発には信憑性もあり、知事らの行動に疑惑が多いとして百条委員会を設置したのだ。

「A氏も疑惑解明に積極的な姿勢を見せていた。ところが7月、A氏は斎藤知事らの対応に『死をもって抗議する』と自死。これで斎藤知事のパワハラは一挙に全国ニュースとなった。さらに、A氏の死に続いて新たな犠牲者も明るみに出たのです」(同)

A氏が告発文でも疑惑を指摘していた昨秋の阪神・オリックス優勝パレード。県はパレードの資金集めのため、信用金庫への県補助金を増額して企業協賛金としてキックバックさせたという。そして、その事業を担当していた職員のB氏が自殺していたのだ。

「2人の犠牲者に対し、斎藤知事は弔意を表したものの、疑惑については記者会見で完全否定し続けた。しかし、百条委員会に先立って県職員9700人を対象に行われたアンケート調査では、斎藤知事のパワハラ&おねだりが数多く記述されていた」(県議会関係者)

パワハラ疑惑について、アンケート(中間報告)ではどんな回答があったのか列挙しておく。

●斎藤知事が視察の際、エレベーターに乗り込むタイミングで扉が閉まったことに怒り、『お前はエレベーターのボタンも押せないのか』と職員に激怒した。 
●知事がイベント等に参加時は髪型セットの控室と姿見が必要とされた。 
●車中で後ろから座席を蹴られた。
●知事の言うことが聞けんのかと怒鳴り倒してパソコンを投げつけられた。