「大谷翔平自宅空撮問題」がMLB日本開幕戦に飛び火 ドジャースが“日テレ・巨人”拒否で“フジ・ヤクルト”にエキシビションマッチの可能性

「「フジテレビは、ヤクルト球団株の20%を保有する大株主」

ロサンゼルスの高級住宅地に12億円で購入した豪邸には、バスケット選手だった真美子夫人専用のコートもある。 

その自宅の位置がバレるような映像を放送されたことに大谷が激怒。このことで、世界中の観光客や地元住人らに自宅が知れわたった。 

アメリカでは、セレブの豪邸を専門に狙う凶悪窃盗グループが存在し、そのほとんどが捕まっていない。留守を預かる真美子夫人を気遣ってのものだ。 

ドジャースは、ホテルを用意するとともに両局の取材パスの使用を凍結。大谷の事務所も大谷の映像やコンテンツを使用禁止にする制裁を下している。 

関係の修復を急ぐフジテレビは、情報番組『Live News イット!』と『めざまし8』で全面的に謝罪。港浩一社長も定例会見で陳謝した。 

それ以上に大きかったのが、ヤクルト本社が今年5月17日にドジャースとスポンサー契約を締結したこと。空撮問題が表面化する、ほんの数日前の電光石火だった。 

「フジテレビは、ヤクルト球団株の20%を保有する大株主。ヤクルト本社とも連携している。うがった見方をすれば、ヤクルト本社がド軍とスポンサー契約した狙いが、フジテレビを側面支援することにあったとも言える。何かと脇が甘いフジテレビだが、その分、経験則でリスクマネジメントはしっかりしている」(前出・スポーツ紙記者) 

一方の日本テレビは7月29日にようやく謝罪したが、当初は頬かぶり。最初に大谷の新居を報道したのはロサンゼルスタイムズ紙で、その際はお咎めなし。日テレは、それに追随しただけとの解釈だった。