「大谷翔平自宅空撮問題」がMLB日本開幕戦に飛び火 ドジャースが“日テレ・巨人”拒否で“フジ・ヤクルト”にエキシビションマッチの可能性

エキシビションマッチがヤクルトの理由

同社はドジャースの親会社で、最高経営責任者のマーク・ウォルター氏はドジャースの筆頭オーナー。大谷と10年総額7億ドル(当時のレートで約1015億円)契約を決めた人物だ。

投資家としての主戦場はシカゴ。対戦相手がカブスに決まったのもうなずける。 

大谷の獲得で今季のドジャースにはANA(全日本空輸)、TOYOTIRE、興和、大創産業(ダイソー)、日本管材センター、コーセー、木下グループ、THK、ヤクルトなどが球団スポンサーに。日本開幕戦の応諾には、これらの日本企業への感謝が込められる。 

その余波で揺れているのが巨人だ。 

日本開幕戦の2~3日前にはエキシビション試合が組まれている。詳細は調整中というが、過去5度の日本開幕戦からするとドジャース、カブスが東京ドームを本拠地とする巨人、NPB選抜とたすき掛けで対戦するのが確実だ。 

ところがどっこい、ドジャースが巨人との対戦を拒み、ヤクルトとの試合を検討しているという。 

「ヤクルトは、ドジャースのスポンサーで理由が立つ。エキシビションゲームならチケットの融通が利き、スポンサー各社にサービスできる。そうなると、読売・日テレと巨人は面目丸潰れ。大谷に肘鉄砲をくらった格好ですから」(スポーツ紙記者) 

大谷ドジャースVS日テレ巨人。遺恨の背景にあるのが、日本テレビとフジテレビが大谷のロサンゼルスの新居を空撮し、近隣住宅を執拗に取材して放送した一件だ。