小沢一郎氏と野田佳彦氏「民主党を壊した2人」が歴史的タッグを結成

小沢一郎 (C)週刊実話Web
東京都知事選で蓮舫前参院議員がまさかの3位に終わって以来、立憲民主党に意気消沈ムードが漂っている。

そんな中、1人の男が立ち上がった。剛腕で知られた小沢一郎衆院議員である。

政敵だった野田佳彦元首相と電撃和解。次期代表選では同氏を推す構えだが、党内には「小沢アレルギー」も根強く、実際に党を立て直せるかが注目されているのだ。

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小沢氏がこうした動きを見せ始めたのには、契機となる出来事があったという。

「その一つが、都知事選直後に蓮舫氏と朝日新聞記者との間で繰り広げられたSNSバトルです」(政治部記者)

都知事選後、記者団に蓮舫氏の敗因を聞かれた連合の芳野友子会長が「共産党が前面に出すぎて票が逃げたのではないか」と述べた。

ご存じの通り、連合東京は小池百合子知事を支持していたが、これに蓮舫氏がXで「現職を支持した貴女が評論ですか」とかみついたのだ。

「そこに割って入ったのが朝日新聞の政治記者、今野忍氏でした。Xで『支持してもしなくても評論するのは自由でしょう、しかも共産べったりなんて事実じゃん』と書き込んだことに蓮舫氏が激怒したのです」(前出・政治部記者)

その後、今野氏が詫びたものの、蓮舫氏は「終わらせません」「朝日新聞へ抗議ならびに質問状を出したい」とXで追撃した。

今野氏だけでなく、自身に対する批判に反論しまくる蓮舫氏の姿には、党内からも「4月の衆院補選での3戦全勝の勢いは、都知事選の惨敗で完全に削がれた」(党幹部)と落胆の声が相次いでいるほどだ。

もはや多くの党所属議員が「泉健太代表降ろし」を推し進める気力も失せる中で、突如、党再生の狼煙を上げたのが“壊し屋”の異名を持つ小沢氏だったのである。