千葉“ディズニー”マリーンズ誕生か 球場の老朽化、韓国進出…ロッテとオリエンタルランドの思惑が合致

「ロッテリア」も売却

「ロッテHDは、『韓国ロッテグループ』も傘下に置く韓国5大財閥の一角ですが、近年は経営陣の内紛が続き、業績が停滞しています。そこで、ヘルスケアやバイオケミカルに資金を移し、業態転換を図っています」(経済ジャーナリスト)

そのため、昨年はハンバーガーチェーン・ロッテリアをゼンショーHDに売却。“発展的撤収”とも呼べる事業の整理を行なっているため、球団売却を決断したとしてもおかしくないというのだ。

「球団の売買をめぐっては、18年にZOZOの前澤友作前社長が『球団を譲ってほしい』と200億円を提示したこともある。その際は、ロッテグループ創業者で球団オーナーの重光武雄氏が『私の目の黒いうちは許さん』と門前払いしたのです」(同)

しかし、重光氏が20年に死去したことで状況は変わった。

現在、ロッテHDを指揮するのは、代表取締役社長で球団オーナー代行の玉塚元一氏。過去にはローソンやファーストリテイリング(ユニクロ)でトップを務めた経営のプロだけに、大胆な事業再編の一環として球団売却を検討してもおかしくない。

実際、ロッテ関係者も球団売却の噂を聞いているようだ。