さすがの岸田首相も「心が折れるのは時間の問題」 総裁選“前倒し説”浮上

岸田文雄(C)週刊実話Web
東京都知事選では、蓮舫氏を支援した立憲民主党が惨敗し、都議補欠選挙においては自民党がボロ負けの結果となった。

おかげで両党では、それぞれ泉健太代表、岸田文雄首相おろしの暴風が吹き荒れ、岸田首相の退陣が「もはや秒読み」との見方も急浮上している。

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自民党幹部はこう嘆く。

「お盆前には総裁候補が出そろって、地元に帰ったときには今後自民がどうなるか、説明できるようにしておかないとダメだ。岸田は何を考えているのか。早く辞任を表明すべきだ。潔く退陣すれば影響力も残るだろうに」

都知事選では、自民党が“ステルス支援”した小池百合子氏が3選を果たしたものの、都議補選では「2勝6敗」と大敗を喫した。

「特に裏金問題で党役職停止処分を受けた萩生田光一前政調会長の地元、八王子では相当な票差で自民候補が負け、政治とカネの問題が如実に影響したとみられています」(政治部記者)

このため、萩生田氏は東京都連の会長を辞任する意向を明らかにしているが、自民党内の不満がそれで収まるはずもない。

都議補選の投開票日翌日には、安倍派の大西英男衆院議員が「岸田総裁は謙虚に国民の声に耳を傾けて辞職し、新しい総裁を9月には選ばなければいけない」と記者団に語ったほど。

「大西氏に関しては、党内から『安倍派が言うな!』と批判の声も上がりましたが、岸田首相の退陣を求める声は、今や党内に燎原の火のごとく広がっています」(前出・政治部記者)