中日OB会が「立浪監督続投」に待った! 星野派、落合派のチーム内派閥解消に向けて団結

星野派、落合派のチーム内派閥の抗争 

愛知県の2大新聞社だった新愛知(大島家)と名古屋(小山家)が、戦時下の統廃合令で合併して誕生したのが中日新聞社。球団オーナーは、両家のたすき掛け人事が続いている。 

問題は、そこから派生した「星野派」「落合派」のチーム内派閥の抗争だ。ざっくり言えば、平成以降は大島家(大島宏彦元オーナー)が、生え抜きで人気抜群の星野仙一政権を強力にバックアップし、黄金期を築いた。 

その後、小山家(白井文吾オーナー)が、外様の落合博満氏を監督に招へいして反撃。8年間で日本一1回を含めて4回のリーグ優勝を果たし、形勢が逆転した。 

中間派の高木政権でつないだが、GMとなった落合氏の息のかかった谷繁元信、森繁和、与田剛政権が続いた。オーナーが現在の大島宇一郎氏(中日新聞社長)に変わり、星野氏の秘蔵っ子だった立浪政権を誕生させ、21年ぶりに大島家主導に先祖返り。 

しかし、就任年から連続最下位。最終年の今季も低迷が続き、与党「大島=星野派」内にも反立浪派が増えている。