「蓮舫惨敗」で麻生VS菅の“自民党キングメーカー抗争”が激化!

麻生太郎(C)週刊実話Web

東京都知事選での蓮舫氏の惨敗を受け、政権交代の勢いに陰りが見えた立憲民主党を横目に、自民党は一気に「総裁選モード」に突入した。

対立の構図はハッキリしている。

今回の総裁選は、岸田文雄首相の“後ろ盾”である麻生太郎副総裁一派と、「ポスト岸田」レースを爆走中の石破茂元幹事長ら非主流派のボス、菅義偉前首相一派の争いにほかならない。

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目下優勢なのは菅軍だが、この抗争は日を追うごとに熾烈化しているのだ。

そのためか、現在、菅氏の動向は永田町でも注目を浴びている。

通常国会閉会後の6月26日に菅氏のインタビュー記事が掲載された月刊『Hanada』が発売されたが、共同通信が内容を配信すると瞬く間に話題となった。

菅氏はこの記事で裏金事件に言及し、「岸田総理自身も、各派閥と同じような処分を自身に科すべきだった、責任を取るべきだったのではないか」と責任論を展開。

次期衆院選について「政権交代もあり得る」と述べた上で、9月の党総裁選を「自民党を覆っているこの嫌なムードを払拭する機会にしなければならない」と指摘したのである。

このインタビュー記事を見る限り、岸田首相によって2021年の総裁選で不出馬に追い込まれた菅氏は戦闘モード全開のようだ。