――通常の男女コンビと蛙亭の違いはそこですね。

イワクラ「あとは、『漫才だったら女性のキャラを活かしたネタをやったほうがいい』とも言われました。先生に『大丈夫？』って聞かれたのは、それがあるのかなと。でも、私は性別関係ないネタをいっぱい作ろうって感じだったので」

――蛙亭は男女コンビの概念を変えた点が評価されていますが、もともと男女コンビを意識してなかったんですね。

中野「意識してなかったですね、組んだときから」

イワクラ「まったくないです。頻繁に聞かれるんで、『そういうの聞かれるのムカつく』っていうコンビもいるんですけど、そりゃ聞かれるやろと。実際に付き合っているやつもいますから」

――中野さんってコントではキモキャラです。実際はどうなんですか？

イワクラ「なんか、組んだときからずっと彼女が途切れてないんですよね」

――実はモテる？

中野「別にモテるわけじゃなくて、ただチャンスを逃さなかったんですよ。2年前に結婚した奥さんとは、8年付き合いました」

イワクラ「私からしたら、なんでモテるか分かんないし、なんかほんとに…キモいと思うんです。いいとこが1個もないから」中野「すごい。言いかけてやめるかと思ったら、ハッキリ言ったな（笑）」