香川照之vs市川猿之助 一家心中事件から1年…澤瀉屋の複雑な「血縁関係」を巡って泥仕合

衝撃の一家心中事件から1年。スーパー歌舞伎で知られる人気歌舞伎俳優・市川猿之助が、父・市川段四郎さん、母・延子さんと共に自殺を図り、1人生き残った事件の余波は、いまだに続いている。


一命をとりとめた猿之助には、自殺ほう助の罪で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が下っており、事件の深刻さもあって、表舞台への復帰は絶望的とみられていた。


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ところが、ここにきて梨園界隈では猿之助の復帰計画がささやかれ始めている。


「今すぐというわけではありませんが、猿之助の執行猶予が明ける5年後に復帰させようとする動きがある。猿之助も復帰に意欲を見せているようです。キーマンは過去、スーパー歌舞伎のプロデューサーを務めた藤間文彦氏。昨年9月に亡くなった二代目市川猿翁を継父に持つ梨園の人間です」(業界関係者)

香川照之によって澤瀉屋を牛耳る大チャンス

藤間氏は猿翁の事務所・株式会社おもだかの代表取締役で、長女はNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』や『ブギウギ』にも出演した、日本舞踊紫派藤間流家元の藤間爽子。藤間氏が猿之助の復帰を後押しすることで、澤瀉屋の後継者争いが混沌としつつあるのだ。


事件前の澤瀉屋は、猿之助が宗家として一門のトップに立っていた。しかし、事件後は市川中車こと香川照之の存在感が急激に強くなっている。香川の実父は、藤間氏の継父でもある先の猿翁だ。


香川は2年前に銀座ホステスへの暴行、暴言が報じられ俳優・タレントとしての活動はほとんど休止したまま。だが幸い歌舞伎の世界では、この程度のスキャンダルは「芸の肥やし」として問題視されることはほぼない。


そんな香川にとって、猿之助が不在の今は澤瀉屋を牛耳る大チャンス。それだけに猿之助復帰の動きは面白いはずがない。


そもそも、歌舞伎界の名門・澤瀉屋の内情は複雑だ。