ウエストランド (C)週刊実話Web
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「河本のこと、全然すごくないって書いといてください」相方のいいところを言うのだけはNG【ウエストランドインタビュー】


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井口「お笑いが大好きで、ずっと芸人になりたかったんです。『めちゃイケ』とか『ボキャブラ』とか『ごっつ』とか、録画して擦り切れるほど見てました。最近は岡山出身の芸人が増えましたけど、やっぱり大阪弁でもないですし、大阪で大人気だったFUJIWARAさんが、いざ東京に行ったらオーディションからと知って、東京に行ったほうがいいなと」河本「僕はこんなですけど、目立ちたがりだったんですよ。でも、一人でやる度胸はなかったんで、井口についてきました」

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――2008年に結成して、いきなりフリーで活動されたんですね。


井口「毎日のようにフリーライブに出てました。周りに聞いて、お笑い芸人の養成所があるってようやく知りました。今なら芸人になる道もいろいろあると思うんですが、当時は情報を得る手段がないから、ヒドいのがいっぱいいて、今じゃ考えられない粗いネタばっかりでしたよ」

――2010年に爆笑問題が在籍する「タイタン」に所属するわけですね。


井口「タイタンは一番最初に行ったんですが、募集してなくて。全落ちしたところでタイタン主催の若手ライブに出られて、それで拾ってもらいました。これも巡り合わせです。吉本興業に入ってダウンタウンさん、マセキ芸能社入ってすぐウンナンさんに会うなんてあり得ないじゃないですか。だけど、タイタンに入ったらいきなり爆笑問題と会えて、若手もいないからすぐ前説ですよ」

――今のスタイルはどういうきっかけで生まれた?


井口「最初は掛け合いの漫才コントだったんです。2011年末に『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)正月特番のオーディションがあって、それまで『特徴がない』って落選が続いてたんで、今考えたら信じられないんですが、アドリブで僕がひたすら喋るネタをやったら、『これ可能性あるよ』って評価してもらえたんです。スタイルというよりも、自然にこうなった感じですね」

――爆笑問題は隔月で定期ライブを行っており、そこで披露するための新ネタを作り続けてますね。


井口「だから、僕らもやらざるを得ないんですよ。M-1優勝したらネタ作りから解放されるって聞いてたんですけど」

――やはりネタ作りは大変ですか?


井口「しんどいです。ネタはしんどいって言いながら作るもんですから、ネタ作りが好きって言ってるようなコントのヤツらは信用ならないと思います。つらいけど笑えるからやってるんで、心底やりたくないんです」