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元横綱白鵬「相撲界追放」待ったナシ 大波乱の春場所“宮城野部屋騒動”最終盤へ

宮城野親方(元横綱・白鵬)
宮城野親方(元横綱・白鵬) (C)週刊実話Web

元横綱白鵬こと宮城野親方が、いよいよ四面楚歌状態に。引退した北青鵬のイジメ事件に端を発した「宮城野部屋騒動」も最終盤。部屋の解体、封鎖は避けられない状況になってきた。

日本相撲協会サイドのプレッシャーで移転先もこじれ、優勝45回の大横綱も身の置きどころがなくなった。大相撲界追放も〝待ったなし〟の状況だが、果たして親方はどこに行くのか。

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これも宮城野親方の怨念か。3月10日から大阪・難波のエディオンアリーナ大阪で始まった春場所が、非常事態に陥っている。

「荒れる春場所」といわれ、昔から波乱、番狂わせが相次ぐことで定評がある場所だが、今年は例年にも増して大荒れ。

6日目を終え、まだ横綱・大関が負けない日はなく、2日目には早くも1横綱4大関に、勝ちっ放しがいなくなったのだ。

横綱照ノ富士は7日目にして休場

「その中でもおかしいのが、先場所覇者の横綱照ノ富士です。3月に入って稽古を始めるなど、稽古量が足りなかったのは確かだけど、6日目までに4敗して、2勝4敗と黒星が大きく先行する始末」(スポーツ担当記者)

一時、師匠の座を追われた宮城野親方が、照ノ富士のいる伊勢ケ浜部屋に移籍してくる、というウワサがあった。

「同じモンゴル出身でありながら、仲のよくない照ノ富士としては、相撲どころではなく、これが不振の最大の原因ではないかともいわれています。4日目から3日連続で金星を献上して、とうとう7日目に休場してしまいました」(同・記者)

土俵の上よりも混乱、迷走しているのが、宮城野部屋をめぐる騒動だ。

弟弟子への凄惨なイジメを繰り返していた北青鵬が引退。師匠の宮城野親方に報酬減額と2階級降格、さらに春場所は伊勢ケ浜一門内の別の親方が師匠代行を務め、4月以降は一門預かりにするなどの処分が決まったのは、2月23日のことだった。

これを受けて、伊勢ケ浜一門の動きは急ピッチだった。