旧ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web 
旧ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web 

BBCジャニーズ報道から1年 終わりが見えない性加害問題の補償と後遺症「変わったのは社名だけ」

ジャニーズ離れはポーズでしかない

「彼は旧ジャニーズ事務所に性被害を訴えましたが、5カ月以上放置され、その間、アンチからの誹謗中傷を浴び続け、精神的に追い込まれてしまいました。今後も、旧ジャニーズからの補償提示を受け入れない被害者には同様の攻撃が行われる危険性が極めて高い」(同・夕刊紙記者)

旧ジャニーズタレントの受け皿となったスタート社でも混乱は続いている。すでに一部タレントが去り、スポンサー離れも続いている。


「CM契約で見ると、今年3月時点でSnow Manが16社から11社に、11社のSexy ZoneとTOKIOはそれぞれ9社と5社になっています」(広告代理店関係者)


テレビ界でもNHKが旧ジャニーズの新規出演取りやめ、3月で8番組終了、フジテレビも冠番組2本を含む計4本のバラエティー終了を発表した。


しかし、民放局でのジャニタレ個人へ依存する構図は変わっていない。


「CMが9本から6本に減った木村拓哉は、4月からテレビ朝日で新ドラマが始まる。スポンサーもテレビ局もジャニーズ離れは世間向けのポーズにすぎません。ほとぼりが冷めれば元に戻っていくでしょうね」(前出・広告代理店関係者)


ジャニー氏が40年以上にわたって犯した罪は、数カ月で清算できるものではない。まずは誠実に補償問題に対応し、世間を納得させるために必要な情報公開も行うべきだろう。