旧ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web 
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BBCジャニーズ報道から1年 終わりが見えない性加害問題の補償と後遺症「変わったのは社名だけ」

一部ファンからは「金目当て」との批判も

旧ジャニーズ事務所側との被害交渉窓口となってきた「ジャニーズ性加害問題当事者の会」副代表の石丸志門氏は、1800万円の補償額を提示されたと明かした上で「被害の実態から考えると補償額が少ない。到底納得できない」としている。

「石丸氏の主張は、旧ジャニーズの関係者に罪の重さを受け止めてほしいということ。旧ジャニーズは大量の被害者を生む犠牲の上に、巨額の資産を築き上げました。今回、被害者にどれだけ補償したとしても、これまで稼いだ金を考えればたいした損失ではない。ジャニー氏や彼の姉である故・メリー喜多川氏も巨万の富を手にした。それでは到底納得ができないということを訴えているんです」(夕刊紙記者)


にもかかわらず、石丸氏の発言を切り取って「単なる金目当て」と曲解した一部のジャニーズファンからは批判の声が殺到している。


「一般的に性被害の賠償額として1800万円は確かに多い。けど、その金額で納得するかどうかは当事者の判断で、外野がとやかく言う筋合いのものではない。ただ、この考えには『当事者の会』内部でも意見が分かれており、平本淳也代表が体調不良で辞任した影響もあって、もはや会は一枚岩ではない」(前出・夕刊紙記者)


昨年10月には被害者の1人としてメディアにも登場していた人物が、自ら命を絶つ悲劇にも見舞われている。