(画像)Alan Tan Photography/Shutterstock
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世界の野球勢力地図が塗り替わる「中東アジアリーグ」設立構想 日本プロ野球界が“MLBの草刈り場”から反撃開始

野球不毛地帯の南アジアを開拓へ

移動距離の問題もあり、中東アジアリーグへのNPB参戦は物理的に難しいが、公式戦の日程が被らないため、選手の〝シャトル二刀流〟は可能だ。

チームとしても先般、読売巨人軍が球団創設90周年および台湾・台北ドームの開業を記念して、3月2、3日に台北で台湾プロ野球2球団(中信ブラザーズ、楽天モンキーズ)との親善試合を行ったように今後、中東、インドで公式戦開催が予想される。


国際オリンピック委員会(IOC)は昨年10月、インドのムンバイで総会を開き、28年に開催のロサンゼルス五輪の追加競技として野球・ソフトボールの採用を決めた。2大会ぶりの復活だ。


五輪の競技復活は、中国を抜いて世界最大の人口大国となったインドにプロ野球球団が誕生したことと無縁ではない。


日本のプロ野球がMLBの下部組織に埋没することなく、独自の繁栄を遂げるには、野球の不毛地帯である南アジアの開拓以外に妙手はない。