(画像)fifg/Shutterstock
(画像)fifg/Shutterstock

大谷翔平「2年連続ホームラン王」は大穴 米スポーツ賭博界が弾き出した“本当の実力”

エンゼルスの赤からドジャーブルーのユニホームに変わっても、大谷翔平の「ショータイム」は健在だ。


移籍後初のオープン戦でいきなり本塁打を放てば、翌日には自身のインスタグラムで日本人女性との結婚を電撃発表。「大谷結婚」は世界トレンドとなった。


昨季は44本塁打で日本人初の本塁打王に輝き、投手でも10勝(5敗)を挙げ、2度目のア・リーグMVPに。


伴侶を得たことでプライベートも充実。史上初の各リーグでの2年連続本塁打王、フランク・ロビンソン(1961年レッズ、66年オリオールズ)以来、史上2人目の両リーグMVPへの期待が膨らんでいる。


しかし、米国のその筋の目は評価が厳しく、大谷の2年連続ホームラン王に懐疑的だ。


「その筋」とは、米国の合法的なカジノのブックメーカー。「評価」はハンデ師が弾き出すオッズだ。

大谷翔平“2年連続ホームラン”なるか

「一挙手一投足をもてはやす日本のメディアと違って、米国のスポーツベッティングのハンデ師の分析力は定評がある。本塁打王・大谷のオッズは10倍を行ったり来たり。5番人気、穴馬の評価です」(スポーツカジノ評論家)

カジノや商業ゲーム業界を束ねる米国ゲーミング協会(AGA)によると、現在、スポーツ賭博は米国内の33州と首都ワシントンで利用が可能という。


カジノ都市ラスベガスのあるネバダ州にはスポーツベッティングを扱う会社が182あり、全米だと900社以上。オッズは別個につけて誘客を競うため微妙に違う。


最大手「Bet MGM」のシーズン最多本塁打の直近オッズは、以下のような序列だ。


1番人気はアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の4.75倍。17年(52本)と22年(62本)にア・リーグ本塁打王を獲得し、昨季も37発を放った年俸約60億円のスーパースターだ。


2番人気はマット・オルソン(ブレーブス)の7.5倍。こちらは昨季ナ・リーグの本塁打王(54本)&打点王(139)に輝いている。


3番人気が22年ナ・リーグ本塁打王(46本)で昨季47発のカイル・シュワーバー(フィリーズ)と、19年ナ・リーグ本塁打王(53本)で昨季46本のピート・アロンソ(メッツ)の8.5倍。


これに続く5番人気が大谷の評価だ。