テレビ朝日の人気ドラマ『相棒』の〝新相棒〟に、俳優の松下洸平を推す声が上がっている。
松下の名はこのところ急上昇中。12月17日に終了したTBS系金曜ドラマ『最愛』に杉並西署の刑事・宮崎大輝役で出演し、15年前の殺人事件を追う姿が高い評価を得た。
「派手さはないのですが、地道に捜査をする様が見事にハマッていました。TBSの刑事がテレビ朝日の刑事・相棒になるというのも節操のない話ですが、視聴者だって興味あるものを見たい。局を超えて杉並西署から警視庁特命係に異動させる手もあります」（テレビ雑誌編集者）
『最愛』は女優・吉高由里子主演のサスペンスラブストーリー。吉高は、15年前に起きた殺人事件の被害者・真田梨央役。もともと宮崎とは恋愛関係にあったが、その後、梨央の大学進学で関係消滅。事件がきっかけで宮崎と再開するという設定だった。
「前評判は高かったものの、内容としてはいまひとつ。昔の事件と現在の話が行ったり来たりで、じっくりと続けて見ないと分からないのが難点でした。しかも、梨央の会社の顧問弁護士が殺人に関わったという不可解なオチで終了。梨央と宮崎は再び恋愛関係に戻るのですが、視点が散漫過ぎた感は否めませんでしたね。とはいえ、松下のデカ役が良かったという声が、業界中から聞こえていますよ」（同・編集者）
“次の相棒”もはや国民的関心事
松下は2019年、NHK連続テレビ小説 『スカーレット』に準主役級で出演。今年も『知ってるワイフ』（フジテレビ系）に同位役で出ている。
「『最愛』には、二代目相棒だった及川光博が出演。そんなところから松下の〝新相棒〟説が浮上してきたようです。松下は地味キャラでも、誠実な刑事役が本当に似合っていました。特命係の杉下右京（水谷豊）を引き立てるのに、絶好の俳優のような気がします」（ドラマライター）
右京の現在の相棒である冠城亘（反町隆史）は、今season20で降板することが決まっている。
「反町には気の毒ですが、もう視聴者の関心は次期相棒です。稲垣吾郎を筆頭に森田剛、向井理、田中圭、中村倫也の名前も浮上し、各メディアも書いた者勝ち状態。木梨憲武説までありますが、どうでしょうか。書かれれば書かれるほど、次作も盛り上がる。水谷だって悪い気はしないはず。松下も有力候補です」（同・ライター）
果たして次の相棒は誰か…。もはや国民的関心事だ。