芸能

『美女ざんまい』~演歌歌手・さくらまやインタビュー

さくらまや
さくらまや (C)週刊実話Web

〝平成の美空ひばり〟と称され、神童、天才と呼ばれた演歌歌手・さくらまやがバズっている。わずか10歳でデビューした彼女も、今年で芸能生活12年目。紅白出演、ミュージカル出演などなど、長らく第一線で活躍し、今年は念願の演歌御殿も建てた…まではよかったが、コロナ禍で仕事が激減。やむなくデビュー時からの所属事務所を退所し独立することとなった。そんな境遇を自虐的な替え歌にしてテレビ番組で披露したところ、バカ受けしたのだ。バズった勢いで人生初のツイッターも開設したという。茨城県某市の演歌御殿を訪ね、近況を聞いた――。

さくら (番組への)反響が凄くて、正直、ビックリしました。私、自分のことを検索したりはしないんですけど、スタッフに聞いた話では「けっこう快感」とか「面白かった」という感想が多かったらしくて嬉しいです。やる前は炎上するかなと心配だったので…。

その番組とは10月27日に放送された『歌ネタゴングSHOW 爆笑!ターンテーブル 2時間スペシャル』(TBS系)のこと。彼女は大ブレークアニメ『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華(ぐれんげ)」の替え歌を「不安げ」と題して披露した。

――力強い歌唱力はもちろんですが、その内容が秀逸。「♪今年7月 家を買った だけど8月 無職に」で始まり、「♪22歳で建てた演歌御殿 ローン地獄 まだ2回しか払ってない 月末怖い」と続く。その自虐っぷりにゲストの人たちも大爆笑でした。

歌手を廃業して本気で就活も考えた…

さくら 家を探していたのは1年前からなんです。歌詞では演歌御殿としましたけど、実を言うと「お犬様御殿」でもあるんですよ。チワワをはじめ小型犬を7匹飼っていまして、マンションでは手狭になっていたんです。そしたらある晩、ワンちゃんたちが夢に出てきて井戸端会議をしていたんです。私が「何を話してたの?」と聞いたところ、「やっぱり、犬のステータスって庭付きのおうちよね」って。それを聞いて、〝建てなきゃ!〟と思ったんです(笑)。

――買うことが決まってからのコロナ禍。事務所の退所とも重なってしまったわけですね?

さくら キャンペーンなどの予定がすべてなくなり、途方に暮れました。私は現在、大学4年生ですが、事務所が立ち行かないとなり、歌手を廃業して本気で就活も考えたんです。法学部なので弁護士事務所で修行させてもらう方法もあるかな…とか。でも、いろんな方に相談したところ、これまでの12年がもったいない、やるだけやってみたらと言われて独立することを決めました。会社の立ち上げは9月1日です。

――「不安げ」の歌詞はこう続きます。「♪(中略)演歌なんて歌いたくない アニソン歌いたい 『おばあちゃんのため紅白出たい』 そんなもん 全部ウソ 本当はお祭りの営業だけやってたい! (略)お仕事ちょうだい」と、さすがにぶっちゃけすぎ(笑)。そもそもこの替え歌を歌うことになったいきさつは?

さくら 出演のオファーがありまして、打ち合わせをしていく中で家を買ったこと、会社を辞めたことなどを話していたら、ああいう歌詞になりました。視聴者のみなさんにはネタとして分かっていただけたのが嬉しかったです。