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二階幹事長VS麻生財務相 菅首相担ぎ上げで“明暗”分かれた派閥のドン

二階幹事長VS麻生財務相 菅首相担ぎ上げで“明暗”分かれる
二階幹事長VS麻生財務相菅首相担ぎ上げで“明暗”分かれる (C)週刊実話Web

今や「菅政権」というより「菅・二階政権」というのが永田町、霞が関の常識だ。それぐらい二階俊博幹事長の力が突出し、菅政権をコントロール下に置いている。菅長期政権を画策し始めた二階幹事長にとって、最も危険人物なのは麻生太郎副総理兼財務相だ。永田町の水面下では二階VS麻生の激しい暗闘が繰り広げられていた――。

「菅・二階政権と揶揄されるのは、11月11日~12日の菅首相の日程を見ても明らか。まず11日、二階幹事長は15兆円の公共事業への要望で官邸に出向いている。翌12日昼にも菅首相を訪ね、そばに舌鼓を打った。さらに、同日夕方には小池都知事を交えホテルオークラ東京の『山里』で会食している。分刻みの日程をこなす首相が、こう頻繁に一政治家と会合を共にするのは、従来あり得なかった」

と語るのは自民党幹部。

「もっとも、二階幹事長がこれだけ菅首相と緊密に連絡を取るのは、菅長期政権を目指し始めた証拠だ。二階幹事長はTBSの番組で『次の総選挙で菅氏が勝てば、来秋の総裁選は菅氏が無投票で再選されるべき』とアドバルーンを上げだした。要は、菅政権を安倍政権に匹敵するほどの長期政権にして、自身もあと4年、85歳ぐらいまで幹事長を続ける腹だろう」(同)

二階派幹部も「菅長期政権を狙い始めたのは確かだが、それには絶対必要な2つの戦略がある」と打ち明け、こう解説する。

“スガノミクス”をぶち上げる!

「まず1つは総選挙に勝つ戦略だ。安倍前首相は森友、加計学園疑惑、『桜を見る会』などで国民の不信を買った。それでも7年8カ月続いたのは民主党政権がなしえなかった株価の上昇、雇用増などアベノミクスの成功があるから。菅政権も国民からすぐに役立つスガノミクスが必要だ。起爆剤は携帯料金の値下げで、月5000円以下の料金設定を早期に実現させること。これにある程度目途をつけ、景気が大きく落ち込まず支持率の高いうちに選挙を打てば、絶対勝てる。今の284議席から20前後は減っても、過半数233議席以上の260議席は確保できる」

2つ目の作戦はこうだ。

「党内の『反菅』分子の芽を潰すこと。ポスト菅候補だが、石破茂元幹事長は派閥会長を降りた。次はよほどの逆転満塁ホームランを打たない限り無理だ。岸田文雄前政調会長は派閥名誉会長の古賀誠氏と袂を分かった。理由は古賀氏嫌いの麻生財務相の支援が欲しいから。だが、古賀氏を慕う岸田派の議員も多く、反対に岸田氏が倒れる可能性がある。麻生派の河野太郎行革相はネット民に人気があっても、党内では変人扱いだから票は集まらない。難敵は麻生財務相です」