ANA過去最悪5100億円大赤字…『フライング・ホヌ』が泣いている~企業経済深層レポート
全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスは、2021年3月期決算の業績予想で、過去最悪の5100億円の最終赤字(前年の純損益は276億円の黒字)に陥る見込みとなった。この巨額赤字は、リーマン・ショック後の10年3月期(573億円)を大きく上回り、03年の連結決算移行後では最大である。
国交省関係者が明かす。
「航空会社がどれほど苦しいか、ANAの9月統計を見ると明らかです。国際線5356便のうち4743便が減便となり、運航割合はたった12%にとどまった。この状況が3月から今日まで続いています」
20年のインバウンド(訪日外国人旅行者)を4000万人と想定したANAは、国際線の強化にも力を入れてきた。それを象徴する出来事が19年5月、成田~ホノルル線に世界最大の総2階建て520人乗りのエアバスA380型を就航させ、提供座席数を大きく増やしたことだという。しかも、従来は大衆路線のANAが、同機にはファーストクラスの座席も設定し、富裕層の獲得にも力を入れた。
「かつてのハワイ路線は日本航空(JAL)の牙城でした。のちに破綻したとはいえ、日本の国旗を背負ってきたナショナル・フラッグ・キャリアですから、国際線にはめっぽう強い」(同)
ANAの“飛躍の年”の出鼻をくじいた新型コロナ
ANAはA380型の機体に、ハワイでは幸運の象徴とされるウミガメをデザインし、これを『フライング・ホヌ(ホヌはハワイ語でウミガメの意味)』と命名した。すると、爆発的なヒットとなり、ハワイ路線は従来の1.5倍の集客となった。ANAは20年1月に、3機目のA380型を投入する予定で、さらなる飛躍の年となるはずだった。その出鼻をくじいたのが、新型コロナである。
10月27日、赤字決算報告の会見で硬い表情を見せたANAホールディングスの片野坂真哉社長だが、一方で「一時的に航空事業を小さくしてコロナのトンネルを抜ける。21年は必ず黒字化させる」と不退転の〝脱出プラン〟も示した。
まず、ANAと傘下のLCC(格安航空会社)ピーチ・アビエーションに次ぐ、「第3の航空ブランド」を立ち上げ、22年度をめどに新規運航する。機材面では経年機35機を早期退役させ、A380型の3号機や次世代大型機「ボーイング777X」の受領や就航を遅らせる。この結果、固定費を中心としたコスト削減効果は、2年間で約4000億円を見込んでいる。
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