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NHK“エリート”和久田VS“苦労人”桑子! 女子アナ「最新派閥」勢力図~Part1~

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「局アナにとってモノを言うのが派閥です。人気アナが多数所属し、派閥のボスの推薦次第で局の大事な仕事が回って来るようになるからです。当然、派閥に入れない女子アナは異動で理不尽な部署に飛ばされ、自ら退社するように仕向けられるんです。意外ですが、コロナ以降、女子アナにとっては以前にも増して派閥の重要性が問われている。コロナで制作費が逼迫する中、再評価されるようになったのが、ギャラが不要な自前の局アナの重用です。かつては知名度のあるフリーアナに頼っていたが、もうお金がないんです」(民放局アナウンサー幹部)

そんな女子アナたちの生き残りを賭した各テレビ局の最新派閥事情。まずトップを切るのはNHKだ。

「今回のコロナの影響をNHKほどモロに被ってしまったテレビ局はないのではないでしょうか? NHKの予算は国会の承認が必要。すでに内々に来年度は例年比較だと、一律30%カットとのお達しがきているというんです。影響が出るのは莫大な予算がかかる大河ドラマや朝の連続テレビ小説です。制作費があるからあれだけの世界観を出せたが、今後は明らかに規模が縮小する。また、今年下半期から来年度にかけて高額ギャラの芸能人起用は極力抑えるよう通達がなされている。要は、NHKアナを起用せよとの方針に大転換したんです」(NHK事情通)

そもそも、NHKには日本全国に約500名もの局アナが所属している。事実、その頂点に君臨しているのが東京アナウンス室だ。NHKに所属するアナウンサーにとって一度は配属を願う羨望の職場。実は、この東京アナウンス室には3つの派閥が存在する。

その1つが、和久田麻由子アナが会長を務める『まゆちゃん会』。

「NHK女子アナにおける最大派閥。命名は現在の前田晃伸・NHK会長だとの噂まで広まっているんです。まゆちゃん会は現在、杉浦友紀アナや保里小百合アナ、井上あさひアナ、上原光紀アナらが名を連ねていますが、加入は簡単ではない。基本、東大出身という基準があるが、この条件に当てはめると多くの女子アナが漏れてしまう。最近はGP(ゴールデン&プライム)帯でのレギュラーが入会基準だそうです。コロナ発生前はフレンチを食べながら交流するのが目的だったが、最近はコロナワクチンの最新事情や東京五輪2020の放送に関する勉強会を自主的に開催していたんです。制作現場からディレクターやプロデューサーが招かれることも度々あるそうで、女子アナにとってはまさに売り込みの場にもなっているんです」(NHK関係者)

文字通りNHKの王道派閥であるまゆちゃん会に対し、真っ向勝負を挑んでいるのが『桑子会』だ。ボスはNHK局内でも天真爛漫、自由気ままに仕事をすることで知られ、大の酒好きの桑子真帆アナ。

9月1日、桑子アナはかねてから交際していた俳優の小澤征悦との結婚を発表したばかり。彼女はNHK局内で異端の存在として注目を浴びており、肝心の桑子会メンバーは寂しい限りだという。

母性をくすぐられる桑子アナ

「桑子アナは男関係でとにかくお股がユルい印象がある。当然、局内の支持者は激減してしまった。まあ、このユルさが、スケベなテレビマンにはタマらないんですがね」(同)

桑子会のNHK現役女子アナメンバーは、鈴木奈穂子アナ、星麻琴アナ、守本奈実アナの計4人のみ。

「メンバーの口癖は『桑子を放っておけない』です。和久田アナは自分たちがいなくても120%やっていけるが、桑子アナは違うと…。母性をくすぐられるそうです。そもそも、和久田アナと鈴木アナはプライベートで仲がいい。それでも桑子アナを選んでいる。彼女は人たらしの一面があるのかもしれません」(事情通)

実はいま、まゆちゃん会と桑子会がプライドと意地を賭けたバトルを展開しているのだ。今年の大みそかに催される『NHK紅白歌合戦』の総合司会の座だ。

東京五輪2020で和久田アナが開会式、桑子アナが閉会式を担当したのは、紅白歌合戦の事前選考を兼ねていたという。まさにNHKのエースである和久田アナと桑子アナの一騎打ち。

「密かにNHK局内では『開閉会式中継戦争』と呼ばれていた。視聴率は当然として、中継の展開や話し方などを総合評価する。それを点数化し、より高い人物が今年の紅白歌合戦の総合司会に選抜される予定だったんです」(同)

そもそも、この2人は以前から因縁深い間柄にあることで知られている。

「和久田アナは東大経済学部を卒業後、2011年入局。地方局勤務をわずか3年という異例の短期間で終了し、14年から『おはよう日本』を担当するなどエリートコースを歩んできた。一方の桑子アナは10年に入局。長野と広島放送局を経て15年に東京に戻り『NHKニュース7』サブキャスターに抜擢された、いわば苦労人なんです」(テレビ番組制作ディレクター)

いくら和久田アナがエリートアナとはいえ、紅白歌合戦に限っては桑子アナが一歩、先んじた格好だった。17年、18年と紅白歌合戦の総合司会に桑子アナが2年連続で抜擢されているのだ。しかし、桑子アナの天下はここ止まり…。翌19年、令和初となる紅白歌合戦の総合司会として白羽の矢が立ったのは、和久田アナだった。

「現場は桑子アナを推していたそうです。ところが、上層部の鶴の一声でひっくり返ってしまったんです。上層部が揃って和久田アナを推し、現場は異を唱えることができなかったそうです。上層部は東大閥が主流なんです。このことは局内でも大きな話題になった。桑子アナは悔し涙を流し、トイレで1人泣いていたという話まで流れたほど」(紅白制作関係者)

そんな桑子アナの悲願が通じたのか、昨年の紅白では見事返り咲いた。しかし、その代償は何とも皮肉なものだった。

和久田アナが珍しく激高!?

「昨年3月末、桑子アナは報道番組『ニュースウオッチ9』から情報番組『NHKニュースおはよう日本』のキャスターに異動。代わって和久田アナが『ニュースウオッチ9』キャスターに抜擢されたんです。当然、『ニュースウオッチ9』が格上。朝と夜では3倍も制作費が違います。桑子アナにとっては格落ち人事だったのです」(芸能関係者)

2人は今年の紅白総合司会のポジションを巡り、派閥を巻き込んでの争奪戦を繰り広げているのだ。

「もし和久田アナが総合司会を手にすれば、リポーターやコーナー司会の仕事がまゆちゃん会メンバーに回って来ます。杉浦アナや保里アナ、井上アナ、上原アナらは『紅白歌合戦』の威光を痛いほど分かっている。桑子会会員にしても同様。万が一、フリーになる時は紅白の経歴がモノをいう。地方に行けば行くほど、紅白出演歴は重要度を増すんです」(同)

さて、東京五輪2020は終了した。紅白司会争いは下馬評では、和久田アナが圧倒的に有利との意見が飛び交っていたが、実際にフタを開けてみれば、桑子アナに内定したという。

「今年で連続5度目の総合司会を務めることが決まっている内村光良が、桑子アナをプッシュしたんです。内村の強い推薦をNHKサイドは拒否することはできません。昨年、そして今年度もコロナ禍の中、安心して紅白を放送できるのは内村の話芸、腕によるところが大きいからです。その内村が桑子アナを指名した。和久田派のNHK会長でさえ、NOとは言えませんよ」(芸能プロ関係者)

紅白内定情報がNHK局内に飛び交った瞬間、東京アナウンス室で3番目の派閥のトップを務める林田理沙アナが早速、怪しい動きを始めたという。

「〝リンダ〟こと林田アナは以前、まゆちゃん会に所属していた。だが、桑子アナが優勢と聞きつけ『リンダクラブ』のメンバーらを引き連れて、桑子会加入を希望しているというんです。目的はズバリ、来年2022年の紅白です。実は、林田アナは『ブラタモリ』で共演したタモリに可愛がられている。今回の〝内村推し〟の一件で桑子アナが紅白の座を射止めたと聞きつけ、シンパシーを感じたと言われているんです」(前出・NHK関係者)

桑子アナのまさかの大逆転劇に卒倒しかかったとされる和久田アナ。普段から温厚で絶対に感情を表に出さないクールビューティーの彼女が、

「親しいスタッフから紅白の総合司会に桑子アナが内定したと聞かされ、その場で『ふざけるな。絶対に認めない』と珍しく感情の赴くままに怒りを口にしたというんです」(放送作家)

当然、このままで済むはずがない和久田アナと桑子アナのバトル。桑子アナは『紅白内定』という情報を使い、まゆちゃん会メンバーに声を掛け、桑子会への引き抜き陽動作戦も展開中。派閥バトルの第2ラウンドは既に始まっている。

~Part2に続く~
女子アナ「最新派閥」勢力図Part2

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