ゴジラ松井新監督も注目か!? 『ゴジラ-0.0』公開目前、76.5億円の壁と“続編の呪い”

前作の興収を“撃破”できるのか!?(『ゴジラ-1.0』HPより)

映画『ゴジラ-0.0』が、来週火曜の11月3日に公開される。前作『ゴジラ-1.0』は国内で76.5億円を稼ぎ、アジア映画として初めてアカデミー賞視覚効果賞を受賞した。その続編である。

大ヒット作の続編は、公開前から前作との比較を背負う。いわゆる“続編の呪い”だ。世界初上映の評判は上々だが、公開後に待つのは容赦ない数字の比較である。今回の『ゴジラ-0.0』にも続編が越えるべき壁と、報道の見出しに躍りかねない落とし穴が存在すると見られているのだ。

前作が築いた76.5億円の壁

前作は2023年11月3日に公開され、初日から3日間で約64万9000人を動員、興収10億4100万円を記録した。あの『シン・ゴジラ』を上回る好スタートである。

だが本当に凄かったのは、そこからの粘りだ。公開122日で興収は60億円に達したと報じられ、アカデミー賞受賞後にもう一伸びした。最終的な国内興収は76.5億円。ただし、前々作『シン・ゴジラ』の82.5億円には届かなかった。

したがって今作のハードルは「前作の76.5億円超え」であり、その先に82.5億円という数字も見えてくる。また、北米で約5600万ドルを稼いだ前作を、海外でどこまで上回れるかも焦点となる。前作の実績が大きいほど、続編に求められる数字も跳ね上がるのだ。

世界初上映は絶賛、ただし…

では、肝心の作品の評判はどうか。『ゴジラ-0.0』は9月26日(現地時間)、アメリカで開かれた第64回ニューヨーク映画祭で、世界に先駆けて初上映された。上映会場のアリス・タリー・ホールには1000人を超える観客が詰めかけ、ゴジラが姿を現す場面では悲鳴と歓声が交錯したと伝えられている。

前作に続いて監督・脚本・VFXを務めた山崎貴監督は、上映後の質疑で、幼少期から約55年思い描いてきたキングギドラの登場も明かした。ところが数字を見てみると、油断はできない。

米映画批評サイト『ロッテン・トマト』の批評家スコアは、上映直後の9月下旬に14件のレビューで93%。その後も10月下旬時点で95%前後と高水準を保つが、前作の99%には届いていない。米映画メディアIndieWireの批評には、物語が完結せず続きを感じさせるとの指摘もあった。「前作が良すぎた」という評価の重さは、続編にとって最も厄介な敵である。

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