田原俊彦より早かった“洋楽カバーデビュー”!鹿取洋子『ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ』の衝撃【スージー鈴木の週刊歌謡実話第50回】

鹿取洋子『ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ』

【スージー鈴木の週刊歌謡実話第50回】
鹿取洋子『ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ』
作詞:岡田冨美子/作曲:Pim Koopman
編曲:井上鑑
1980年3月1日発売

松田聖子らと同期の長身アイドル

令和の世に「鹿取洋子」という文字を見るのは格別なものがあります。

何気なく眺めていたネットニュースにあった「松田聖子らと同期の『すかんぴんウォーク』のヒロイン 43年ぶり復活ライブ」という文字列を見て「あっ、鹿取洋子だ!」と気付いた人は、私と同世代でしょう。

何でも、元アイドルの鹿取洋子がさる9月23日に、43年ぶりの復活ライブを行ったとのこと。

ちなみに『すかんぴんウォーク』(1984年)は吉川晃司の初主演映画。東京湾をバタフライで泳いで、港に上陸する吉川晃司の姿に、観る者は度肝を抜かれたのですが、その映画に、準主演として出ていたのです。あと、とんねるずのドラマ『お坊っチャマにはわかるまい!』も懐かしいな。

さて、以前書いたように「80年デビュー組」は、よく話題になる「82年組」以上に豊作でした。松田聖子、田原俊彦、三原順子(当時)、柏原芳恵、河合奈保子、岩崎良美……。

そんな豪華メンツの中、鹿取洋子も損をした格好になったのですが、それでも、モデルのように手脚の長いスタイルで歌った、このデビュー曲は、同期の曲に負けない、なかなかのインパクトでした。

元々はディーゼルというオランダのバンドの曲。つまりは洋楽カバー。

「え? アイドルのくせに洋楽カバーでデビュー?」と驚かれる方もいるかもしれませんが、「80年組」の雄だった田原俊彦のデビュー曲『哀愁でいと』も洋楽カバー。なるほど、ヒットした『哀愁でいと』の戦略を真似たのかと思いきや、デビューは鹿取洋子の方が早かったのです。

【スージー鈴木の週刊歌謡実話】アーカイブ