相棒は“出戻り”でしか回らない?…亀山薫から神戸尊へ、前代未聞のリレーの裏側

“出戻り”が順繰りに出演

10月21日に始まった人気ドラマ『相棒 season25』(テレビ朝日系)の初回拡大スペシャルは、世帯視聴率11.0%(関東地区)を記録した。2000年に「土曜ワイド劇場」の1作として誕生して四半世紀。放送話数は460話を超え、現行の連続ドラマでは日本最長のシリーズとなった。

そんな記念すべき新シーズンで、放送前から注目を集めていたのが、杉下右京の相棒が亀山薫から神戸尊へ交代するというニュースである。しかも、バトンはシーズン途中で渡される。番組側が前代未聞と銘打つ“相棒リレー”で、時期や詳細は伏せられたままだ。

25周年のメモリアルな企画として歓迎する声がある一方で、ふと気づくことがある。相棒の席は、このところ“出戻り”が続いてはいないだろうか。

6代目まで続く相棒、後半2代は出戻り

杉下右京の相棒は、初代の亀山薫(寺脇康文)に始まり、神戸尊(及川光博)、甲斐享(成宮寛貴)、冠城亘(反町隆史)と受け継がれてきた。人数でいえば、ここまでで4人である。ところがseason21で、初代の亀山が卒業から約14年ぶりに特命係へ復帰する。数え方の上では、初代と5代目の両方に名を連ねる形で、再び席に座ったことになる。

そして今回、2012年に2代目を卒業した神戸が、十数年ぶりに6代目として戻ることが決まった。登場を待つ段階ではあるが、復帰が決まった神戸も含め、直近の2代はどちらも“出戻り”と言える。

新しい相棒を迎えるのではなく、かつての相棒を呼び戻す。結果だけを見れば、長寿シリーズをつなぐ選択が続いている格好だ。亀山は復帰後も含めて、すでに通算12シーズン目に入った。右京との“黄金コンビ”が長く続くほど、次の相棒の席は遠のいていくようにも見える、皮肉な構図である。

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