【侍ジャパン】井口ジャパン始動も「阪神・オリックスゼロ」の異態…連覇の虎に迫る「近未来の躓き」と選考の死角

井口資仁
新生・井口ジャパンが動き始めた。10月7日、「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」に出場する28選手が発表された。大会は11月12日に開幕する。井口資仁新監督(51)にとって「初陣」であり、来年のプレミア12大会に向け、弾みをつけたいところ。しかし、そのメンバーを見ると、阪神、オリックスの選手が1人も入っていなかった。

「選考にあたって、70~80人の選手をリストアップし、各球団の監督とも相談させていただきながら、最終的に選考した。11月の開催なので、選手の体調面だったり、いろいろなことを球団と話しながら、現時点でベストな状態を選考させてもらった」

井口監督はそう説明していたが、パ・リーグ覇者のソフトバンクからは3選手が選ばれており、クライマックスシリーズに進出した巨人、DeNA、日本ハム、西武からの選出は計13人。井口監督の説明に納得した取材陣は少なかった。

24歳以下の若手が育たぬ現実…阪神不在の裏に透ける球団の「懇願」


「今大会は24歳以下、または入団3年目以内の選手が出場可能。オーバーエイジ枠(29歳以下)は3人までのルールです」(スポーツ紙記者)

阪神は高校卒、24歳以下の選手がうまく育っていない。期待の新人・立石正広(22)は、プロの壁にブチ当たってしまった。クローザーとしてブレイクした工藤泰成(24)は選ばれてもおかしくはなかったが、「12球団の各監督とも話し合って」の発言から察すると、阪神サイドが「登板が多く疲れています。ご勘弁を」と頭を下げたのだろう。

今季三冠王の主砲・佐藤輝明の米球界挑戦は、時間の問題とされている。来季5年目の森下翔太、先発陣の一角である才木浩人もメジャー志望を秘めており、大山悠輔、近本光司は来年33歳になる。坂本誠志郎は彼らの1学年上だ。

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「若手ゼロ」が示唆する世代交代の遅れ…主力のメジャー流出で虎の黄金期崩壊も

24歳以下の侍ジャパンに選ばれなかったということは、そう遠くない未来の躓きが予想させる。連覇で浮かれている場合ではない。

「田口壮ヘッドコーチもメジャーリーグ経験者です。パワー系の野手が多く選ばれると予想され、その通りになりました。井口監督は『多くの勝ちパターンを作りたい』と話していましたが、似たタイプの選手が多いんです」(関係者)

初陣でしくじれば、その後の国際大会にも影響が出る。選ばれなかったことが吉と出るか凶と出るかは、今後の阪神の育成次第だ。

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