粗品の“怒り”は最高の宣伝だった? 紅白と大みそかに激突…フジ「ツッコミスター」の勝算

紅白と重なる1時間45分

一方、大みそかの夜には、言わずと知れた巨大番組がある。第77回NHK紅白歌合戦は19時20分から23時45分までの放送で、後半は21時に始まる。

司会は堺雅人、芦田愛菜、二宮和也に、鈴木奈穂子アナウンサーを加えた4人だ。「ツッコミスター」は22時開始のため、紅白の終盤とは1時間45分にわたって重なる計算になる。

もっとも、見方を変えれば、紅白が終わる23時45分以降の約1時間は、年越しの瞬間を粗品とともに迎えるという選択肢にもなる。紅白を最後まで見届けた視聴者がチャンネルを替える必要があるが、時間の重なりを不利と見るか、年越しの受け皿と見るか。ここが最大の見どころになりそうだ。

怒りはすでに宣伝になった?

視聴率の行方は、放送を待つしかない。ただ、ひとつだけ言えることがある。今回の騒動で、「ツッコミスター」の大みそか放送は、正式なリリースを待たずに世間へ知れ渡った。

粗品はスポニチに怒りを示したが、結果として自ら番組を発表し、その直後から各メディアの見出しに番組名が並んだ。怒りが宣伝につながるという芸能界の方程式を、粗品は自分流に使ったと言えるかもしれない。歌で一年を締めるか、笑いで新年を迎えるか。リモコンを握るのは視聴者である。勝負の火ぶたは、すでに切られている。

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