粗品の“怒り”は最高の宣伝だった? 紅白と大みそかに激突…フジ「ツッコミスター」の勝算

紅白にも敵愾心!?

霜降り明星の粗品が、大みそかの夜に大きな勝負を仕掛ける。

10月20日夜、自身のYouTubeの生配信で、12月31日にフジテレビ系で「ツッコミスター」を年またぎで放送すると自ら発表した。放送は22時から24時45分。国民的番組である紅白歌合戦の、まさに後半戦と重なる時間帯だ。

しかもこの発表の裏では、スポーツニッポンに対する「記事を取り下げろ」という異例の要求まで飛び出していた。

「取り下げろ」の3時間後

騒動の発端は20日の19時過ぎ。粗品は自身のXで、スポニチが翌21日の紙面に載せる予定だという記事の取り下げを求め、回答の期限を22時に設定した。そして期限ちょうどの22時、YouTubeの生配信に黒いスーツ姿で登場。途中で白いネクタイに替え、大みそかの年またぎ放送を自ら発表したのである。

本人の説明によれば、この話は本来11月末に、フジテレビのリリースで公表される予定だった。ところが一部で情報が出ることを確認したため、自分の口で先に伝えることにしたという。怒りをにじませながらも、その怒りまで宣伝に変えてしまう手際は、実に粗品らしい。

なお21日午前4時には、スポニチアネックスも同番組の記事を配信している。紙面への掲載の有無や、取り下げ要求への回答の詳細は、現時点で確認できていない。

粗品が一から設計した番組

「ツッコミスター」は、ツッコミ芸人のナンバーワンを決める大会だ。5月にフジテレビ系で第1弾が放送され、話題を呼んだ。

原点は、粗品がYouTubeのサブチャンネルで始めた企画「ツッコミマン」にある。粗品は出場者の選定からお題の方向性、競技の設計までを自ら手がけ、MCも務めた。局が用意した舞台に呼ばれた司会者ではなく、粗品自身が企画の立ち上げから深く関わってきた番組だ。

今回の配信では、チーフプロデューサーや演出担当との打ち合わせも披露された。ツッコミのテロップが出たほうが笑いは伝わりやすいとして、一部を生放送にする構想も語られている。

大みそかという特別な夜に、作り手の色が濃い番組をぶつける。この起用からはフジテレビの期待の大きさもうかがえる。

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