「我が家」杉山裕之の書類送検で蘇る「芸能人の万引き事件」の高い代償

執行猶予中に、また酒を

元巨人・近鉄の投手として活躍した小野仁も、原と同様の犯行を繰り返した一人だ。

高校時代は同世代を代表する投手として全国に名前を知られた存在だったが、1996年にドラフトで巨人に入団。その後2002年に近鉄にトレードされ、翌年戦力外通知を受けて引退。一時は米大リーグのチームとマイナー契約したが、メジャーに昇格できず、「アルバイトで食いつなぐ生活」を送っていたという。その後、万引きした商品を転売して、生計を立てるようになっていった。

小野は2021年11月から翌年1月にかけて秋田や千葉のスーパーでシャンパンやウイスキー計31本(約21万円相当)を盗み、2022年5月に秋田地裁で懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の判決を受けた。

ところが更生するには至らず、翌年5月にも横浜市のスーパーでウイスキー7本(約3万5000円相当)を盗んで再び逮捕され、同年11月横浜地裁は常習性を認定し、懲役1年4月の実刑を言い渡したのである。

窃盗罪には10年以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金が定められている。盗んだ金や万引きした商品が数百円や1000円余りでも、軽い罪ではない。杉山の処分は今後、捜査当局の判断に委ねられるが、先に挙げた3人の歩みはその重さを雄弁に物語っているといえるだろう。



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