巨人・阿部慎之助が復帰へ…13万署名で「みそぎ」は済んだのか 球団に問われる説明責任

「なぜ今?」「辞任は何だったのか」の声も…

巨人が阿部慎之助前監督(47)の球団復帰に動いていると、10月11日から12日にかけて各紙が報じた。あわせて、新監督には高橋由伸氏が最有力と報じられている。球団史上初のシーズン途中の監督退任から約5カ月。復帰を求める13万筆超の署名が「後押しとなった」と伝えられるが、“阿部復帰”が事実ならば球団の真意はどこにあるのか。

辞任から復帰報道までの経緯

阿部氏は5月25日に長女に対する暴行容疑で現行犯逮捕され、翌26日に辞任を申し入れた。6月9日に書類送検され、15日に東京地検が起訴猶予としたが、署名はその後の6月に提出されている。

9月上旬には、阿部氏が辞任後初のメディア取材で、「恩返しの続きをしなければならない」という趣旨の思いを語っていたとスポニチアネックスが伝えている。復帰後の役職は、「編成部門」「未定」とスポーツ紙でも報道が割れているが、“阿部巨人復帰”にはファンの熱い注目が注がれているのだ。

署名は本当に「決め手」だったのか

ちなみに、デイリースポーツは復帰を求める署名を「後押し」と表現し、中日スポーツは不起訴となった阿部氏復帰を、読売本社でも検討してきたもようだと伝えている。それが球団の判断にどこまで影響もたらしたかは読み取れないものの、13万筆超の署名はファンの熱量を如実に示す。復帰の追い風となった可能性は少なくないのである。

ただ、今回の報道を受け、ネット上では阿部氏の進退に関し議論が高まっている。ヤフーニュースのコメント欄では、桜美林大学准教授の西山守氏が、騒動は家庭内のトラブルであり、ファンの間でも処分が厳しすぎるとの声が大きかったことを踏まえ、一定の謹慎期間を経て何らかの形で復帰することに理解を示した。また、5月の辞任時には元プロ野球選手の田尾安志氏も日本経済新聞のコラムで、辞めなければならなかったのかと、球団の幕引きを疑問視していた。

一方、一般ユーザーのコメントには疑問の声が目立った。「なぜ今なのか」「辞任は何だったのか」。橋上秀樹監督代行が最後まで優勝を争った直後に、辞任した前監督を呼び戻す点に、球団の評価や反省が見えないという指摘だ。「一般企業なら同じ会社への復帰は難しい」との声や、編成部門なら問題ないという説明は都合のよい理屈ではないかとの投稿もあった。

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