祖母と孫は“大親友”になった――世界的陶芸家の晩年を記録した『リサ・ラーソンがいた時間』【LiLiCoオススメ肉食シネマ 第337回】

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【LiLiCoオススメ肉食シネマ 第337回】『リサ・ラーソンがいた時間』
2024年、92歳で亡くなったスウェーデンの陶芸家で知られるリサ・ラーソン。丸みを帯びた可愛らしい動物などの陶器作品が、世代や国境を越えて愛され続けてきた彼女の晩年の姿を、映画監督で実孫のエミリアが2017年から8年間にわたって記録。人生と創作のパートナーであり続けた画家の夫グンナル・ラーソンとの出会いと別れや、子供や孫に対する深い愛情、スウェーデンが誇る陶磁器メーカー・グスタフスベリで数々のヒット作を生み出してきた道のりなど、リサは自身の人生を振り返っていく。

一本の電話から始まった奇跡

世界的に有名なスウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソン。彼女が作り出す可愛らしい表情の動物たちは、世界中の家に飾られています。赤と白のストライプ模様の猫・マイキーや、丸くて、つい撫でたくなる優しい表情のライオンは、誰でも知っているでしょう。

リサは、2年前の3月11日に92歳で亡くなりました。実は私、一度電話で話したことがあります。そのときはリサの体調が優れず、次の機会にお会いしましょうと約束しましたが、その夢は叶わず。

でも、その後、リサの息子さんに奇跡的にお会いしたとき、「映画の人ですね?」と聞かれ、「姪っ子が母のドキュメンタリーを作ったので見てもらえますか?」と言われたのです。私が「見るだけでなく、日本で上映されたら良くないですか?」言うと、「もちろん、それは夢のような話だ」となり、日本の配給会社をつなげ、私が字幕翻訳を担当しました。

劇場映画としては初となる字幕翻訳! 90歳代の心を自分に入れ込んで、リサの優しいけど、しっかりした言葉がすんなり伝わるように頑張りました。この前、作品を見た方から「すごくナチュラルな字幕だった」と言われましたが、まさにそれを目指してました。字数とか表現とか、いろんなルールがある中で、ふわっと観客に届けられたら…と思いながら、ちょっとずつ周りの人たちの協力をいただき、調整していきました。

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