「放送禁止用語も解禁でいい」蝶野正洋が提案する“昭和のオヤジ専用テレビ”【蝶野正洋の黒の履歴書】

蝶野正洋(C)週刊実話Web

肉体の衰えを受け入れるということ

9月17日に誕生日を迎えて、俺も63歳になった。還暦を超えて試行錯誤してきたけど、ようやく60代の生き方というのに慣れてきたという感覚がある。

まずは身体だよね。40代からどんどん体力が落ちてきて、50代でさらにガクっとくる。年齢を重ねるごとに動けなくなって、身体が衰えていくのを感じていた。

クルマでいえばボディーはボロボロ、パーツが欠けて、エンジンもガタがきている。それを少しずつ治してごまかしながら乗ってきたんだけど、最近はそんな右肩下がりの意識から抜け出してきたんだよね。現在の自分の身体や精神状態を確認して、無理せずにできることをやろうという考え方になったんだよ。

前のデカいクルマは忘れて、ボディーもエンジンもダウンサイズしたコンパクトカーに乗り換えるようなイメージだね。

そうすると、食べる量、睡眠時間、歩く速さがガラっと変わる。脱皮するというか、生まれ変わったような感覚。まさに「還暦」とはよく言ったもので、一周回って改めてスタートするって、こういうことなんだなって思ったね。

考え方も変わってきて、偏ったこだわりは捨て、今の自分に合ったものを自然に選ぶようになった。

とはいえ、俺は昭和という時代で生まれ育ったから、その意識から逃れることがなかなか難しいんだけどね。

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