原辰徳と工藤公康、勝率が高いのはどっち? 日本シリーズ直接対決は8戦全敗の衝撃

両雄激突”!?

中日は10月8日、来季の新監督に、元ソフトバンク監督の工藤公康氏(63)が就任することを明らかにした。一方、巨人では前日の7日にAERA DIGITALが、来季の監督に原辰徳氏を推す声が出ていると報じている。

巨人は来季の監督を明らかにしておらず、原氏は候補の一人として名前が挙がっている段階だが、ともに日本一を経験した実績十分の二人が、同じ時期に「監督復帰」の話題の中心に並んだ形だ。

では、この二人を数字で見てみると、どちらが“勝てる監督”なのだろうか。実際に比べてみると、“意外な事実”が見えてきた。

名将2人を数字で比べると

まずは、レギュラーシーズンの通算成績から見てみよう。原氏は巨人で3度にわたり計17年間指揮を執り、2023年終了時点で2407試合を戦って1291勝1025敗91分。通算1291勝は巨人の監督として歴代最多で、勝率は.557である。

対する工藤氏は、2015年から2021年までの7年間ソフトバンクを率い、978試合で558勝378敗42分。引き分けを除いて計算すると勝率は約.596で、原氏を上回る。

もちろん、チームの戦力も時代も、試合数も異なるため、数字だけで優劣を決めることはできないが、それでも監督通算勝率という物差しでは、工藤氏が上回っている。ただし、本当に面白いのはここから先だ。

日本一の数は工藤が上

リーグ優勝は原氏が9回、工藤氏が3回と、原氏が大きく上回る。ところが、日本一の回数になると立場が逆転する。原氏は17年で3回、工藤氏は7年で5回だ。

工藤氏は就任1年目の2015年に日本一へ導くと、2017年から2020年までは4年連続で頂点に立った。日本シリーズでの通算成績は20勝4敗1分と、ほぼ負けなしである。また、7年間でBクラスに沈んだのは最後の2021年だけで、常に上位を保った。原氏も日本一を3度経験しているが、日本シリーズ通算では18勝20敗と負け越している。

ペナントレースを安定して勝ち抜く長期政権型の原氏に対し、ここ一番の短期決戦に強い工藤氏。二人の個性の違いが、日本一の数にはっきり表れている。

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