【CS開幕直前】3位DeNA「超火力打線」で巨人撃破へ! 防御率2.80の「投手王国」を崩す牧・筒香・エンカーナシオンの「下克上シナリオ」

牧を中心としたリーグ最多を誇る得点力で下克上を狙えるか


◆「防御率2.80の巨人」対「557得点のDeNA」──東京ドームで波乱は起きるのか

セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが、10月10日に東京ドームで幕を開ける。対戦するのは、2位・巨人と3位・DeNA。レギュラーシーズンを76勝64敗3分で終えた巨人は、チーム防御率2.80というリーグトップの投手力を武器に2位へ食い込んだ。一方のDeNAは71勝69敗3分と5つの勝ち越しにとどまったものの、リーグ最多の557得点をマークしている。

数字を並べると、両チームの戦い方の違いがはっきりと浮かび上がる。巨人は486得点、DeNAは557得点。その差は71点にもなる。ところが、得失点差を見ると話は変わってくる。巨人が+42なのに対し、DeNAは+45。勝敗では5ゲーム差がついた両チームだが、シーズンを通じて積み上げた得失点では、むしろDeNAがわずかに上回っている。

もちろん、143試合のレギュラーシーズンと、1試合ごとの重みがまるで違う短期決戦は別物だ。それでも、この数字は「巨人が圧倒的に上で、DeNAが挑戦者」という単純な構図ではないことを示している。しかも舞台は東京ドーム。先に一発が出れば、一気に試合の空気が変わる。投手力を誇る巨人に対し、DeNAが誇る長打力で真正面から殴り合う展開になれば、下克上が起きても決して不思議ではない。

◆牧30本、筒香20本、エンカーナシオン11本──3人で「61本塁打」の破壊力

そのDeNAの怖さを最も分かりやすく表すのが、本塁打数だ。

主砲の牧秀悟が30本塁打、筒香嘉智も20本塁打をマークし、途中加入のエンカーナシオンは11本塁打を放っている。3人で合計61本塁打を放っている。チーム全体の本塁打は125本だから、実に半数近くをこの3人が叩き出した計算になる。

しかも、DeNAの攻撃力は一発だけではない。チーム打率は.246、長打率は.374、557得点は阪神の514得点を43点上回り、セ・リーグで最も多くの点を奪っている。牧だけに警戒を集中すればいいわけでもなく、エンカーナシオンはシーズン途中の加入ながら11本塁打を記録。さらに宮﨑敏郎、度会隆輝、佐野恵太らも控えている。

対する巨人はチーム打率.234、本塁打103本、得点486。ダルベックは25本塁打を放った一方で181三振、キャベッジも119三振を記録している。攻撃力そのものではDeNAに見劣りする数字が並ぶだけに、巨人としてはやはり「投手で勝つ」形に持ち込みたい。

だからこそ、CSで問われるのは、単純に「DeNAの打線が強いか」ではない。巨人が最も得意とする投手戦に、DeNAの打線がどこまで強引に割って入れるか。そこが、このカード最大の見どころになる。

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