「マンジャロでガリガリ」に異変…夜の街を襲うダイエット狂騒【ダイエット業界の闇3】

所得と肥満の残酷な相関関係――遺伝するDNA

貧乏人はガリガリで、お金持ちが太っているというのは、戦後までのイメージ。現在では、厚労省の調査によっても、所得と肥満率の因果関係が判明し、「低所得層ほど肥満の割合が多い」ことが明確に分かっている。 

一般的にこれは「貧乏人が炭水化物やジャンクフードに頼らざるを得ない結果」とされている。それに加え、単純に彼らのほうがストレス過多な生活に送っている結果とも言えるだろう。
 
「それに、貧乏も肥満も遺伝しますからね。低所得世帯に育ち、親のどちらかが肥満な場合、その子供がいったんダイエットに成功しても、そのうちリバウンドする方が大半なんです。体質的な問題もさることながら、貧乏や肥満な親には『そうなった』だけの性格的な理由があり、そのクソDNAを継いでしまうことが大きい。親が得られなかった大金や理想体型を得ることが心の奥底で親へのメンタルブロックになっている場合も多く、欧米諸国ではまずこれをカウンセリングで解消するアプローチもダイエットの基本なのですが、日本では『スピリチュアルっぽい』と敬遠されて、まったく浸透しないのが現状です」(臨床心理士・50歳) 

親を恨んでも始まらない残酷な現実

確かに、ダイエットに成功し、そのノウハウ本を書いた数年後に見事にリバウンドしてしまう有名人も思い浮かぶ。実際にそうした方の生い立ちを調べてみても、このような家庭環境の例が少なくない。
 
貧乏育ちは努力しても痩せられないとは、あまりにも残酷な事実。だが、そのDNAは一族で脈々と受け継がれてきたものであり、両親を恨んでも仕方がない。ダイエットの失敗を繰り返す子供に将来責められた際は、そう言い逃れるしかない。

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