松下洸平は"画家"を目指していた! 一本の映画で覆った進路【芸能人"運命の分岐点"】

絵の才能は役者の武器になった

美術系の高校卒業後は、専門学校でヴォーカルを学び、2008年に「洸平」名義でCDデビュー。自作曲を歌いながら目の前でキャンバスに絵を描く「ペインティング・シンガーソングライター」として、都内や関東近郊のライブハウスに立っていたという。

翌09年からはミュージカル出演をきっかけに俳優としても活動を開始。2019年『スカーレット』でブレイクを果たした後も、絵の才能は封印されるどころか、松下洸平という表現者を象徴する武器であり続けている。

バラエティ番組『メレンゲの気持ち』ではプロ級の絵画を披露して話題になったほか、「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」では展覧会サポーター・音声ガイドナビゲーターを務めた(2026年3月に全会場が閉幕)。

また、雑誌『ダ・ヴィンチ』では自ら挿画も手がけたエッセイ『フキサチーフ』を連載し、2024年には書籍化。"画家を目指していた俳優"としての顔は、いまも健在だ。

美大進学という選択肢を手放してなお、絵筆を置かなかった松下洸平。役者、歌手、そして絵を描く表現者――一本の映画がなければ、いずれか一つの肩書きだけで語られていたかもしれない男の原点は、画家である母から受け継いだ幼き日の油絵にあったのだ。

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