DeNA戦力外10人…27歳・中川颯が“自ら幕を引いた”日、ドラ1の藤浪・小園・佐々木は

引退を発表した中川颯投手(インスタグラムより)

DeNAは9月29日、藤浪晋太郎投手、小園健太投手、佐々木千隼投手、中川颯投手ら、育成4人を含む計10選手に来季の契約を結ばない旨を通知した。ドラフト1位経験者が3人並んだことが話題を呼んだが、翌30日、球団はもう一つの知らせを発表した。

戦力外となった27歳の中川颯投手が、2軍で防御率0.70を残しながら、今季限りで現役を引退するという。ドラ1の3人が現役続行への思いを口にするなか、自ら区切りをつける道を選んだのは、ドラ1でも元メジャー投手でもない一人の下手投げ右腕だった――。

27歳が自ら幕を引いた下手投げ右腕

中川は立大から2020年ドラフト4位でオリックスに入団した下手投げの右腕だ。2年目のオフに戦力外となって育成契約に移り、2023年も支配下に戻れないまま再び通告を受けた。

そこで声をかけたのが、幼い頃から好きだったというDeNAだった。移籍1年目の2024年は29試合に登板して日本一を経験し、2025年は27試合で防御率1.93とブルペンを支えた。

今季は1軍で6試合にとどまったが、2軍では25試合で防御率0.70をマークしている。それでも引退の決断は、9月上旬にはすでに下していたと報じられている。通告を受けて辞めるのではなく、通告の前から「今年で最後」と決めていたことになる。

野手転向の打診を固辞した理由

報道によれば、球団は育成の野手として残る道も示したが、中川は固辞したとされる。「最後は横浜で」という思いから、他球団でのプレーも望まなかったという。

球団を通じて出したコメントでは、「22年間続けてきた野球を悔いなくやり切った」と語った。9月25日のファーム・リーグ巨人戦が結果的にラスト登板となり、ひっそりと終えたと伝えられている。

入団した時から、この球団で野球人生を終えると決めていたという。打撃でも2024年に横浜スタジアムでプロ初本塁打を放つなど、投手以外の顔も見せていた。

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