具志堅「那須川天心が2ポイント勝っていた」も…井上拓真は再々戦を「これで最後です」と拒絶

会見では「負けた気がしてない」と語ったが…(インスタグラムより)

“神童”がまたも世界の壁に阻まれた。9月27日、東京・TOYOTA ARENA TOKYOで行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで、挑戦者の那須川天心(28)は王者・井上拓真(30)に0-3の判定で敗れた。

採点は114-113、116-111、116-111。格闘技人生で初黒星を喫した昨年11月の王座決定戦に続き、同じ相手に2連敗となった。

7回には強烈な左ストレートで井上からダウンを奪っている。それでも詰め切れずに終わった試合後、元世界王者の具志堅用高氏(71)が自身のYouTubeで「天心が2ポイント勝っていた」と主張。天心を「かわいそう」とも語り、判定に疑問を投げかけた。

具志堅氏が問題視した4回の採点

具志堅氏が問題視したのは、4回終了時点の公開採点だ。40-36、39-37、38-38と井上がリードしていたが、氏はフルマークをつけたジャッジがいたことに疑問を呈し、天心は5回以降の戦いぶりが良かったと評価した。ちなみに8回終了時点では、2人が77-74で井上、1人が76-75で天心を支持していた。

一方で具志堅氏は、7回の攻勢のあとに天心が最後まで行き切れなかった点に、キックボクシングとボクシングの経験の差が出たとも指摘。井上がダウン後も冷静に戦えたのは、天心が一気に攻めなかったからだとも述べている。

井上が語った「気の緩み」と勝因

当の井上は、リング上では天心の成長を認めて「やっぱり強い」と称え、会見ではダウンについて「一瞬の気の緩み」だったと反省。ダメージはなかったとし、絶対に負けたくないという気持ちで最後まで冷静に戦えたことを勝因に挙げた。8回からギアを上げ、終盤はクリンチも交えながら逃げ切った形だ。

もちろん、これは当事者と元王者それぞれの見方にすぎない。天心がダウンを奪った7回を重く見るか、井上が積み上げたほかのラウンドを重く見るかで、同じ試合でも評価は割れる。

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