倉木華さん生前作品発売がニュースに…映画の「遺作」と何が違う?

倉木華さんの作品が発売されたことがニュースになったが(Instagramより)

先日、25歳の若さで亡くなったセクシー女優・倉木華さん。所属事務所が9月14日に死去を公表した後、生前に収録されていた作品が発売され、ネット上で波紋が広がっている。

スポーツ紙が「倫理を疑う」といったSNS上の声を紹介する一方、「生前に本人が仕事として収録した作品まで否定するのか」「映画やドラマなら『遺作』として扱われるのに、なぜAVだと倫理の問題になるのか」といった意見も出ている。

◆「倫理を疑う」一方で「生前の仕事を否定するのか」…割れるネットの声

倉木さんの所属事務所は9月14日、公式サイトで死去を発表。本人をめぐるSNS上の情報にも触れ、故人の尊厳やプライバシー、遺族の心情を最優先に、今後の対応を慎重に判断していく考えを示した。

その後、生前に収録していた作品が発売されると、ネット上では「死後もAVをリリースするのはどうなのか」「メーカーの倫理を疑う」といった批判的な声が上がった。

一方で、「生前に本人が仕事として撮影したものなら、発売すること自体を否定するのは違うのではないか」「亡くなった俳優の映画が公開されると『遺作』と呼ばれるのに、なぜAVだと倫理問題になるのか」といった反応もある。

今回、本人や遺族が死後の発売についてどのような取り決めをしていたのか、外部から確認できる情報には限りがある。発売されたという事実だけで、メーカー側の対応を断定的に評価することには慎重さが必要だろう。

◆なぜ「遺作」ではなく「倫理」が問題になる? AVならではの難しさ

では、なぜ今回のようなケースでは「遺作」という言葉より、「倫理」という言葉が前面に出てくるのか。

一つには、セクシー女優の作品では、本人の身体や性的な表現そのものがコンテンツの中心になるという事情がある。本人が亡くなった後に新たな作品が発売されることについて、より慎重な対応を求める声が出るのも、そのためだろう。

一方、映画やドラマでは、俳優が亡くなった後に生前撮影された作品が公開され、「遺作」と紹介されるケースがある。

たとえば、俳優の入川保則さんが出演した映画『ビターコーヒーライフ』は、本人の死去後に公開され、「遺作映画」として報じられた。

もちろん、AVと映画・ドラマでは作品の性質が異なる。だからこそ、死後の公開について異なる受け止め方が生まれること自体は不思議ではない。

ただ、「生前に本人が仕事として残した作品が、死後に公開される」という点だけを見れば、そこにある構図は共通している。

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