DeNA構想外・藤浪晋太郎「二軍では防御率2.69」なのになぜ? 32歳で再起は可能なのか

DeNAの来季の戦力構想から外れたことが明らかになった藤浪晋太郎投手(Instagramより)

横浜DeNAベイスターズの藤浪晋太郎投手が、来季の戦力構想から外れたことが明らかになった。2025年7月にアメリカから国内球界へ電撃復帰を果たしたものの、かつての輝きを取り戻したとは言い難い。

復帰2年目となった今季も一軍での登板はわずか3試合。0勝1敗、防御率6.30という寂しい数字を残し、DeNAでの2シーズンで挙げた白星は通算わずか1勝に終わった。32歳を迎えた藤浪は、依然として現役続行を希望しており、今後は国内外を問わず新たな移籍先を模索することになるという。

ところが、今季の二軍成績だけを見ると、単純に「もう通用しない」と切り捨てることもできない。

◆二軍では防御率2.69、なのに一軍では「10イニング14四球」

一軍の数字だけを見れば、厳しい現実が浮かび上がる。しかし、今季のファームでの足跡を辿ると、一筋縄ではいかない数字のギャップが浮かび上がってくる。

イースタン・リーグにおいて藤浪は15試合に登板し、5勝2敗、防御率2.69、63回3分の2を投げて62奪三振としっかりと結果を残していた。

ところが、いざ一軍のマウンドに上がると、わずか10イニングを投げただけで14もの四球を与える展開となってしまう。単純計算すれば、1イニングあたり1個を超えるペースだ。

二軍では結果を残していた投球が、なぜ一軍の舞台に立った瞬間、大きく崩れてしまうのか。この一軍と二軍における極端な落差こそが、今回の藤浪を考える上で大きなポイントとなる。

◆山本昌が指摘していた「腕の振り」の問題

この一軍で突如として生じる制球難について、過去に明確な技術論を展開していたのが山本昌氏だ。

2019年の阪神秋季キャンプで臨時コーチとして藤浪を直接指導した山本氏は、腕の使い方やリリースポイントに着目。手首を立ててチェンジアップを投げる感覚や、バレーボールのスパイクのように腕を体の近くに通すフォームのイメージを伝えていた。

山本氏が示したのは、精神論だけに頼るのではなく、投球フォームや腕の使い方を整えることで右打者への危険な抜け球が出る確率を下げていくというアプローチだった。

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