勝率わずか4厘差!巨人が勝負に出た「ローテ再編」と「10・1甲子園決戦」への執念

0ゲーム差で2位の巨人。セリーグ制覇できるのか

阪神が優勝マジック「10」を点灯させた。一方、巨人は9月21日に試合がなく、阪神がDeNAを延長11回の末に3-2で下したことで、ゲーム差は0.5に広がった。首位・阪神と2位・巨人の勝率差は、依然としてわずか「4厘」だが、ペナントの流れはここにきて阪神側へ傾き始めている。

阪神は21日、大山悠輔が11回に中川虎大から今季17号となるサヨナラ本塁打を放ち、劇的な勝利を飾った。これで阪神は73勝58敗1分け、勝率.557。一方の巨人は73勝59敗2分け、勝率.553で、残り試合も阪神11試合に対して巨人は9試合と、追う巨人には一段と厳しい状況になった。

その巨人が、ここから逆転優勝を狙って勝負に出る。22日から敵地マツダスタジアムで広島との4連戦が始まり、先発ローテーションを再編。戸郷翔征、ドラフト1位ルーキーの竹丸和幸、西舘勇陽、井上温大の4人を順番に投入する。阪神がマジック10を点灯させた直後だけに、この4連戦は巨人にとって一つも落としたくない正念場となる。


◆ 登録抹消のドラ1・竹丸を2戦目に投入

4連戦の初戦を託されるのは右腕・戸郷だ。前回登板となった9月15日のDeNA戦では2回9失点(自責5)と苦しい投球に終わっただけに、今回は雪辱を期すマウンドとなる。チームの休日となった21日も先発陣が準備を進めるなか、戸郷が先陣を切って敵地へ乗り込む。

そして2戦目のマウンドに上がるのが竹丸だ。9月12日の阪神戦では7回無失点、10奪三振の好投で10勝目をマーク。9月13日に出場選手登録を抹消され、登板間隔を空けてマツダへ送り込まれる形となる。勝負どころで好調の竹丸を投入する首脳陣の意図がうかがえる。

3戦目は西舘勇陽、4戦目は井上温大。スポーツ報知の報道によれば、巨人はこの4人を順番に投入するローテーション再編を決断。総力戦でこの4連戦に挑む構えだ。

◆ マツダでは9月に3連勝 竹丸も無失点の好投

巨人にとってマツダスタジアムは、直近の戦いでも結果を残している。

9月4~6日の広島3連戦では、竹丸、田中将大、小笠原慎之介の先発陣で3連勝を達成。竹丸は初戦の9月4日に6回2安打無失点、10奪三振の好投で9勝目を挙げ、最終戦では小笠原が9回4安打無失点と圧巻の完封劇を演じた。打線も3試合で17得点を挙げており、マツダでの直近の戦績はチームにとって大きな好材料となる。

もっとも、今回は9月上旬とは意味が違う。阪神と勝率4厘差まで迫った状況で迎える4連戦だけに、巨人としては1敗の重みも大きい終盤戦を勝ち抜いておきたいところだ。

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