ブライアン・ウルフ氏45歳死去 ブーマー、ラミレス…日本球界で愛された「あの助っ人」たちの今

デストラーデ氏はスペシャルアドバイザーに

本塁打王3度、打点王2度と西武黄金期を支えたオレステス・デストラーデ氏は、1990年の日本シリーズMVPにも輝いた"伝説の助っ人"。2024年7月には球団のスペシャルアドバイザーに就任し、当時打撃不振に苦しんでいたアギラーやコルデロら外国人野手のメンター役を務めたが、同年末に契約満了で退任している。ウルフ氏も同じ西武OBだけに、こうした先輩助っ人のサポートがあったかどうかも気になるところだ。

近鉄で1989年に本塁打王・MVPを獲得し、球団史上最強の助っ人とも呼ばれたラルフ・ブライアント氏は、2022年に発足したばかりの独立リーグ・北海道フロンティアリーグの士別サムライブレイズで監督に就任。17年ぶりにユニホームに袖を通し、チームを初代王者へと導いた。ただし契約は同年限りで満了となっており、その後の動向は公になっていない。

近鉄、巨人、オリックスで長距離砲として鳴らしたタフィー・ローズ氏は、2001年に当時のシーズン本塁打日本記録に並ぶ55本を放った"伝説のスラッガー"。2020年にパ・リーグ公式のインタビューに応じた際には「今はオハイオ州のシンシナティとアリゾナに住んでいる。今は特に何もしていないよ」と笑いながら語り、悠々自適な暮らしぶりをうかがわせた。

菊池雄星投手との親交も

ちなみに、今回逝去したブライアン・ウルフ氏にも意外なエピソードがある。実はウルフ氏は西武時代、当時若手だった菊池雄星投手(現メジャーリーガー)と親交を深め、通訳を介さず食事に出かけるなど英会話の"教師役"を務めたと伝えられている。

菊池がメジャーへ移籍した後も米国で連絡を取り合っていたというエピソードからは、単なる外国人投手としてだけでなく、後進からも慕われる存在だったことがうかがえる。数字だけでなく、こうした人間関係までもがファンの記憶に残る理由だったのだろう。