現役時代はマックも禁止だった元組員、今や週5でファミレス通い【裏社会のグルメ事情・前編】

画像はAIで生成したイメージ

暴力団といえば、大人数で食事をするイメージが強い。ただ、近年はドラマの影響もあってか、世の中には「1人飯」が急速に浸透している。そこで本誌では、アウトローの世界にも“孤独のグルメ”を愛する者がいるのかを徹底調査。すると、意外な食事事情や驚きのエピソードが次々と飛び出した。 

元構成員、ファミレス一人飯にハマる

僕らの時代の暴力団構成員ってのは、「着るものから食うものまでカタギに真似できないものにしろ」と厳しく躾けられましたからね。特にマクドナルドや吉野家のような庶民的なチェーン店は絶対禁止でした。

そうした場所でメシを食うのは構成員として恥でしたし、当時の僕らはどこに行くでも複数名でゾロゾロと連帯してましたから。逆に、(そうした場所を利用すると)カタギの皆さんの迷惑にもなったわけです。

ところが、今や“現役”も平気でユニクロを着る時代。辞めた身の僕がいつまでもそんな時代遅れの思想に捉われるのもいかがなものかと、結構な勇気を振り絞って、一人で某ファミレスに入ったんです。

すると、最近は注文もタッチパネルなんですね。僕的には長居する気などなかったのですが、店員ともほぼコミュニケーションを取らなくて済むし、昼から酒まで飲めるじゃないですか。

そもそも、どの客もメシを食いながらもスマホに夢中。隣の席にスネに傷持つ者どころか、ハリウッドスターが座っていても気付かないレベルでなんも気にしちゃいません。

それで、存外に居心地がいいことを知って今では週5でファミレス。朝食兼昼食のから揚げとポテトフライをハイボールで流し込み、大量に持ち込んだ漫画を堪能しながら、毎回3時間はゆっくり過ごしますね。

そうしている間は本当に「自由」を感じることができ、ようやくカタギになれた気がするんです。

ただ、こう見えて僕も現役の頃は無茶苦茶やりましたから。身内にすら恨まれていて、数年前には自宅に銃弾を撃ち込まれたこともあるんです。
そんな過去を持つ僕が、週5で同じファミレスに通っているんですから、もはや行動は丸わかり。とはいえ、何かあったときに他のお客さんまで巻き込むようなことだけは、絶対に避けなきゃいけないと思っています。

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