名古屋で史上最大の豪雨、富士山では土砂崩れ…今秋、日本列島に求められる豪雨と巨大地震の厳重警戒

 

伊豆諸島・青森でも爪痕

防災ライターが言う。

「今回の一連の大雨では、東京都の伊豆諸島(大島町など)で48時間雨量が757.5ミリに達し、9月の観測史上1位を記録した。一時、最高レベルの土砂災害特別警報が出され、大島町では土砂崩れも発生した。また、青森県でも9月2〜3日にかけて記録的大雨に見舞われ、ウェザーニューズでは同県12市町の社会・経済的影響は約5.3億円に上るという試算も出ています」

今夏の地震ラッシュと南海トラフの今

今夏を振り返れば、7月には熊本県でM7.1、最大震度7の巨大地震が発生。それから1月足らずの8月23日には茨城県南部を震源とする震度5弱の地震が起き、東京23区でも5年ぶりに震度5弱以上を観測した。千葉県では8月の記録的豪雨で13人が死亡、1人が行方不明となっている。

地震については、気象庁が9月7日に開いた南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会で、現時点で特段の変化は観測されていないと評価された。ただし「異常がない」という評価は、リスクが消えたことを意味しているわけではない。

政府の長期評価では、南海トラフ沿いでM8〜9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は80%程度とされ、被害想定では死者数が最大約29万8000人に上るとされている。今回の一連の豪雨被害と南海トラフの巨大地震は、直接結びつくものではないが、それぞれが独立したリスクとして、この秋も日本列島全体で備えが求められているのだ。

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