名古屋で史上最大の豪雨、富士山では土砂崩れ…今秋、日本列島に求められる豪雨と巨大地震の厳重警戒

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今年の夏から秋にかけ、日本列島は地震と豪雨に立て続けに見舞われている。7月末の熊本地震、8月の千葉県・北陸地方の記録的豪雨に続き、9月に入ってからも被害は止まらない。9月8日には名古屋で観測史上1位となる猛烈な雨が降り、9日には閉山前日の富士山で土砂崩れと登山者の遭難が相次いだ。豪雨と地震、それぞれのリスクが今なお日本列島を包んでいるのだ。

名古屋で統計開始以来最大の豪雨

その被害状況はすさまじい。9月8日夕方、愛知県西部と岐阜県美濃地方で線状降水帯が発生し、名古屋市(千種区)では1時間に104.5ミリの猛烈な雨を観測した。1890年の統計開始以来1位の記録で、これまで最多だった2000年の東海豪雨(97.0ミリ)を上回った。2時間で164.5ミリが集中し、市内各地で道路の冠水や浸水が相次いだことから、名古屋市は災害救助法の適用を決めた。

「名古屋市を流れる庄内川では一時、最高レベルの『氾濫特別警報』が発表されたが、9日未明に解除された。愛知県内のけが人は4人で、いずれも軽傷だったが、岐阜県多治見市でも1時間に93.0ミリを観測し、観測史上1位を更新した。9日も東海4県では線状降水帯が発生するおそれがあるとして、飛騨川(下呂市)に氾濫危険警報、高山市に土砂災害危険警報が出されるなど、警戒が続いている状態です」(気象関係者)

迷走したのちに熱帯低気圧へと変わった台風24号と、本州付近に停滞する秋雨前線が重なったことで、記録的な大雨が全国各地で相次いだ形だ。前出の気象関係者は「暖かく湿った空気が前線に流れ込み続け、大気の非常に不安定な状態が続いている」と説明している。

閉山前日の富士山で土砂崩れと遭難

また、9日朝には富士山の富士宮口5合目で土砂崩れが発生し、駐車していた車3台が巻き込まれた。この土砂崩れとは別に、同日、富士宮ルートの山頂付近と新7合目付近でも、50代と60代の男性がそれぞれ倒れているのが見つかり、意識不明の状態だという。いずれも遭難とみられている。

山梨県側の富士スバルラインも大雨と土砂流出の影響で全面通行止めとなり、10日の夏山シーズン最終日を前に、現地は混乱に包まれた。

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