斉藤由貴『青空のかけら』が映す“まだ日本も若かった”1986年の夏【スージー鈴木の週刊歌謡実話第46回】

斉藤由貴『青空のかけら』

【スージー鈴木の週刊歌謡実話第46回】
斉藤由貴『青空のかけら』
作詞:松本隆
作曲:亀井登志夫
編曲:武部聡志
1986年8月21日発売

バブル前夜の日本“大学生の記憶”

先週の福永恵規『風のInvitation』に続いて、今回も1986年ものです。

今回はシングルの発売も8月ということで、まさに、ちょうど40年前というタイミングの曲。

と、ついつい40年前を振り返りたくなるのは、私がちょうど20歳になった年だからか、今年ちょうど60歳になるからか。いや、たぶん一浪して東京に出てきた年だからだろうな。

ちょっと余談。最近「80年代後半」は何だか評判が悪い。バブル経済に乗ったバカな若者がディスコで踊り狂っていた時代のように叩かれている。

いやいや、’86年、上京したての20歳には、バブルなんて微塵も感じられなかった。ディスコなんてまったく無縁なものだったし。雑な時代観で否定しないでほしいと思う。私にとってかけがえのない時代をね。

初めて東京で、初めて大学生として迎える夏。あのキラキラした夏に聴いていたのが、この曲でした。

私と同級生、私と同じく、もうすぐ20歳になる斉藤由貴の7枚目のシングル。

最近、斉藤由貴と言えば、判を押したように『卒業』(’85年)ということになります。しかし私にとっては、まずは『悲しみよこんにちは』(’86年)、そしてこの『青空のかけら』なのです。

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