【大谷翔平も仰天!?】秋サケ壊滅、7万3000トンが42.5トンに…岩手が仕掛ける"養殖二刀流"の逆襲

漁がダメなら養殖で勝負か!

クロマグロの漁獲枠が25%拡大された朗報に沸く中、秋の味覚の秋サケは昨年以上の不漁が予想されている。かつて"本州一"の水揚げ量を誇った岩手県では異変が起きている。

「岩手県の秋サケの水揚げ量は2011年3月の東日本大震災以降、劇的に落ち込んでいます。ピークの1996年度には約7万3000トンだったのが、2025年はたったの42.5トンと全く獲れなくなった」(漁業情報センター関係者)

秋サケ不漁の要因は海洋環境の変化が考えられ、岩手県の場合、地球温暖化や黒潮の北上により三陸沖の海水温が上昇傾向にある。サケは水温が高すぎると沿岸へ来遊し難いとされる。

「同時に冷たい親潮が沿岸に入り込まなくなったため、海洋の生態系も変化。稚魚のエサになるプランクトンが激減したのも不漁の原因と考えられます」(同)

サケからサーモン養殖へ転換

年々減少の一途を辿るサケ漁に、岩手県の地元の漁業関係者は"サケ本州一"のプライドを捨て、数年前からサーモンの養殖に取り組んでいる。

サーモン養殖には陸上養殖と海面養殖の2つがあるが、岩手県の場合、親潮の冷涼な海水と山々からの豊かな湧水という環境を生かした海面養殖だ。

「岩手県の久慈市漁協は事業者と連携して"久慈育ち琥珀サーモン"の海面養殖を正式に事業化。地域の独自性と品質を高めるため、エサには特産品ヤマブドウの皮などを混ぜ、ポリフェノールを豊富に含んだ独自の飼料を与えているんです」(地元テレビ関係者)

二刀流で拓く漁業の未来

出荷時期やサイズもある程度コントロールできることから、県内各地で養殖の取り組みが広がり、岩手県は"サーモンの町"として変わりつつある。

「海面サーモン養殖は、漁業者だけでなく、不漁に惑わされることなく安定した価格でサーモンを提供できる飲食店にとってもメリットは大きい。漁業関係者は、秋サケの自然回復を願いながら、海面養殖という『二刀流』で秋サケの不漁をカバーしようと必死です」(漁業ライター)

さすが"二刀流"の大谷翔平が育った県は逞しい。

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