ロイヤルズ幹部電撃視察の真相…阪神・佐藤輝明「今オフメジャー移籍」に立ち塞がる労使協定の壁

佐藤輝明インスタグラムより

阪神が連夜のサヨナラ勝ちを収めた8月19日、甲子園球場のバックネット裏は、異様な光景に包まれていた。カンザスシティ・ロイヤルズのJ・J・ピコロGM兼副社長、レネイ・フランシスコ副社長らトップ幹部4人がそろって視察していたからだ。お目当ては佐藤輝明(27)である。

「前日18日も来ていたので2日連続です。初日は日本のメディアを避けていましたが、2日目の19日は堂々としていました。今オフ、サトテルがポスティングシステムに掛けられることを前提とした、ロイヤルズの獲得参戦の意思表明でしょう」(在阪記者)

ただ、阪神球団は佐藤のメジャー挑戦を容認しておらず、佐藤本人の側からも具体的な時期はひと言も発せられていない。

「メジャーリーグ側は今オフの挑戦を規定路線と捉えているらしく、日本国内で契約したスカウト補助員を使って情報収集する球団もあります。米メディアもドジャース、パドレス、ヤンキースなど、佐藤に興味を持つ球団名を報じています」(球界関係者)

労使交渉の遅延リスクと「鈴木誠也モデル」という解決策

それに対し、こんな声も聞かれるようになった。

「今オフのメジャーリーグでは、新・労使協定の話し合いがあります。長期化は必至で、今オフは日本から新たに来る選手の契約に時間を割くことができない。佐藤が挑戦するとしたら、今年ではなく来年オフではないか」(同)

米球界の動きも見据えた冷静な意見ではあるが、米球界側はそうは見ていなかった。労使協定による交渉の遅延をカバーする前例があったのだ。

「カブスの鈴木誠也(32)ですよ。彼がポスティングシステムで渡米した2021年オフも、労使紛争がありました。スプリングトレーニングの時間が短くなるほどモメましたが、鈴木とその代理人はオンラインで交渉し、球団側もPR映像を送るなどして、交渉の時間を少なくする努力をしました。佐藤が本当に今オフに動くのであれば、鈴木がモデルケースになります」(米国人ライター)

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虎ファンの複雑な胸中…連覇達成で「流出」は現実となるか

今オフの労使協定の話し合いが長引き、球団業務も完全停止する状態になっても、鈴木のやり方を踏襲すれば、短期間で契約をまとめられるというわけだ。

阪神がリーグ連覇し、日本シリーズでも優勝すれば、球団は佐藤をメジャーに送り出すのではないかとの見方もある。もし本当なら、虎ファンの心境は複雑だ。

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