大の里、左肩は回復傾向も“悪癖”克服なるか 豊昇龍は秋場所絶望的で波乱の予感

波乱含み!?

横綱大の里(26=二所ノ関)が、9月13日初日の秋場所(東京・両国国技館)に向けて調整を進めている。

左肩痛の影響で今年7月の名古屋場所は9勝6敗にとどまり、横綱昇進後、皆勤した場所として初めて2桁勝利に届かないという苦い経験もした大の里は、8月11日に仙台市で行われていた夏巡業を一時離脱。治療のため東京に戻ったが、16日に青森・弘前市での巡業から予定通り再合流を果たした。

11番取って10勝1敗

巡業再合流後は着々と調整を重ね、8月27日には幕内力士を相手に11番を取り、10勝1敗という結果を残した。

稽古を視察した師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「左がうまく使えていた」と一定の手応えを口にしたとされる。大の里自身も「2週間だと間に合わない」と危機感をにじませ、この巡業でしっかり相撲に取り込む姿勢を見せているという。懸念されていた左肩の状態は、着実に上向いているようだ。

消えない立ち合いの癖

だが、大の里の不安材料はこれだけではない。それが、以前から指摘されていた大の里特有の相撲の癖なのだ。

「立ち合いで右を差して一気に出られなかった際、はたいたり引いたりして墓穴を掘ってしまう悪癖です。名古屋場所でも、過去に分の良かった相手に土俵際のとったりで逆転を許すなどを繰り返した。強烈な当たりと圧力を持ちながらまわしをほとんど取らない独特の取り口ゆえに、攻めの手順が一度狂うと立て直しが利かないとの分析もある。この癖を克服できなければ、9月の秋場所での優勝はおろか、2桁勝利すら危ういとの見方が根強いのです」(大相撲担当記者)

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